科学技術の発展でeスポーツが生まれたように、スポーツもまた科学技術によってアップデートされています。
今回はスマートウェアラブル市場をリードするZepp Health Corporationが展開するスマートウォッチブランド「Amazfit(アマズフィット)」の新製品発表会に潜入!
2023年7月23日(火)に新発売するランナー向けスマートウォッチ「Amazfit Cheetah」「Amazfit Cheetah Pro」をご紹介します。
ブランド初のランニングウォッチ「Amazfit Cheetahシリーズ」
AmazfitはZepp Health Corporationが展開するスマートウォッチブランド。
エントリーモデルの「Amazfit Band」や「Amazfit Bip」、ファッショナブルなデザインが特徴の「Amazfit GTR」、スポーツ向け機能が揃った「Amazfit T-Rex」「Amazfit Falcon」など、さまざまなニーズに応える製品を開発しています。
今回新たにAmazfitシリーズに加わるのは「Amazfit Cheetah(アマズフィット チーター)」と「Amazfit Cheetah Pro(アマズフィット チーター プロ)」の2モデル。
Amazfitブランド初のランナー向けスマートウォッチとしてスポーツ向けモデルのラインに並びます。
チーターの名を冠したランニング特化スマートウォッチ
まず初めにZepp Health Corporation セールスマネージャーのManni Xu(マニー シュー)氏からオンラインで挨拶がありました。
Zepp Health Corporationが展開するAmazfitは世界中の一般ユーザーから情熱あるアスリートにまで愛用されているとManni Xu氏。
そのうえで、Amazfit CheetahシリーズはAmazfit Falconの機能性とAmazfit GTシリーズのデザイン性を兼ね備えたスマートウォッチであることを強調しました。
特にランニングに焦点をあてており、製品名にも速くしなやかにランニングを行うというイメージから“チーター”が使われています。
AIが個人に合わせたトレーニングプランを作成
続いてAmazfitの日本正規代理店である株式会社アースリボーンの木村裕氏からAmazfit Cheetahシリーズの製品説明。
Amazfit CheetahシリーズにはスマートコーチングアルゴリズムのTraining Support Zepp Coach 2.0が搭載されており、個人の目標に合わせたトレーニングプランを作成してくれます。
プランは現在のランニングレベルや目標とするレースの日付と距離、レース目標などに基づいて生成され、トレーニングのし過ぎや目標への状態管理まで考慮されます。
さらに運動量や運動ペースによってアラートを設定することも可能とのこと。
ワークアウトアラートとして・・・
- 心拍数ゾーン
- 距離
- 最速のペース
- 最も遅いペース
- 最大ケイデンス
- 最小ケイデンス
- 持続時間
- カロリー
- 飲料水に関する注意喚起
・・・といった項目を設定可能。
運動量が少なすぎても、多すぎても、Amazfit Cheetahに叱咤されながらランニングできます。
オフラインマップとルートナビゲーションがあなたのスポーツをサポート
Amazfit Cheetahシリーズにはオフラインマップ機能が搭載されており、ZEPPアプリからOSMファイルを取り込むことが可能。
リアルタイムトラッキングやルートナビゲーション機能がスポーツをサポートします。
ナビゲーション機能が使えるスポーツモードは・・・
- ランニング(屋外)
- ウォーキング
- サイクリング(屋外)
- クライミング
- ハイキング
- クロスカントリースキー
- マウンテンバイク
- BMX
- アウトドアボート
- ボブスレーとトボガニング
- そり
- スキーオリエンテーリング
- バイアスロン
- 競歩
- スノーシュー
- トレイルランニング
- オリエンテーリング
- オープンウォータースイミング
・・・の18種類。
事前に地図データ(OSM)をダウンロードしておけばスマートフォンを持たずにルートナビゲーションを使用できるので、ランニングにピッタリです。
なお、地図データの転送に関してAmazfit CheetahはBluetoothの一方、Amazfit Cheetah ProはWi-Fiを使用できます。
基本スペック
Amazfit CheetahおよびAmazfit Cheetah Proは、最も気軽にできるスポーツであるランニングに特化したスマートウォッチ。
特に、スポーツを始めたい・始めたばかりというユーザー層をターゲットに、スポーツのライフスタイル化を手助けしてくれる製品になっています。
製品概要 | ||
---|---|---|
名称 | Amazfit Cheetah | Amazfit Cheetah Pro |
ディスプレイサイズ | 1.39インチ | 1.45インチ |
解像度 | 454×454 | 480×480 |
バッテリー持続 | 最大14日間 | |
重量(バンドを除く) | 32g | 34g |
ベゼル素材 | 繊維強化ポリマー | チタン合金 |
バンド素材 | リキッドシリコン | ナイロン |
スピーカー&マイク | マイクのみ | スピーカー&マイク |
接続 | Bluetooth 5.3 | Wi-Fi、Bluetooth 5.0 |
オフラインマップ&ルートナビゲーション | 対応 | |
Zepp Coach | 対応 | |
Bluetooth通話 | 非対応 | 対応 |
音楽再生 | イヤホン、ヘッドホン | イヤホン、ヘッドホン、本体スピーカー |
Alexa | 対応 | |
カラー | スピードスターグレー | ラントラックブラック |
価格 | 49,900円(税込) | 59,900円(税込) |
GPS補足〇 コーチ〇 スマートアラーム〇
最後に株式会社ミラソル・デポルテ代表取締役の今雄飛氏が登壇。
スポーツ系スマートウォッチの専門家レビューということで、実際に使ってみた感想をお話いただきました。
まず良い点として挙がったのは位置情報の補足精度。
多くの場合、スマートウォッチのスポーツ機能を使う際には位置情報をキャッチしてからスタートさせるのが一般的です。
しかし、天候や使用環境によってはなかなか補足してもらえずウォーキングやランニングのスタートが遅れることもしばしば。
なんとなく左手を空に掲げてみたり腕を動かしてみたりしたことあるのは筆者だけではないはず。
今雄飛氏いわく、Amazfit Cheetah Proでは位置情報の補足がスムーズだったとのこと。
特別な機能も目を惹きますが、こういった基本性能が高いのは地味に嬉しいです。
続いて挙がったのはZepp コーチ機能。
アプリから運動の目的や目標などを一問一答形式で進めていくと、自分だけのランニングプランが生成されます。
Amazfitの独自機能として非常に注目されています。
レースの日程や距離、目標なども設定できるため、日ごろの成果を発揮したい本番の舞台がある人にとっては嬉しい機能。
その反面、なんとなく健康のためにランニングを始めたいというエントリーユーザーにとっての使用感も気になります。
スポーツの後は疲労回復のために高品質な睡眠が不可欠。
Amazfitには睡眠の質を計測しながらベストタイミングでアラームを鳴らして快適な目覚めを実現させるスマートアラームという素晴らしい機能も搭載されています。
今雄飛氏はAmazfit Cheetahシリーズを「ランナー向けではあるものの、シンプルなデザインで軽くてフィット感もあるため、幅広い層が使えるスマートウォッチではないか」と結びました。
Amazfit Cheetahシリーズの新製品を試着!
会場では発売前のAmazfit Cheetahシリーズを実際に触ることができました。
まずはAmazfit Cheetahから。
スペック上はAmazfit Cheetah Proよりも軽い32gを実現しているAmazfit Cheetah。
ずっと腕に付けるスマートウォッチで、しかもスポーツ時となれば1gでも軽いに越したことはありません。
予想通り非常に軽い付け心地です。
AMOLEDディスプレイによる高い視認性は画像越しでも伝わるかと思います。
そしてこちらがAmazfit Cheetah Proです。
ベゼルはチタン合金で引き締まった印象を与えます。
個人的にはバンドがナイロンというのもポイント高いです。
この場でランニングするわけにはいかないし・・・と試してみたのはストレスチェック。
発表会の場で変な値を出すわけにはいかないというプレッシャーのなか、とりあえず平常っぽい値が出て安心です。
Amazfit CheetahとAmazfit Cheetah Proは2023年7月25日(火)に発売!
Amazfit Cheetahはヨドバシカメラ秋葉原店、梅田店で先行実機展示と店頭予約販売が行われます。
製品の詳細や予約はAmazfitの公式オンラインストアやAmazon.co.jp、楽天市場など各種ECサイトから!