消費者の半数以上がスマートテクノロジーに期待も複雑な使い方が課題、Assurantのスマート家電調査で明らかに

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皆さんのお家はスマート化、進んでいますか?
IoTやAIの進歩によって我々の周囲にある様々なモノはインターネットに繋がっています。
帰宅中に暖房をつけたり、「電気をつけて」の一言で明るくなったり、部屋の掃除をロボット掃除機に任せたり・・・。
ビジネスサービス・カンパニーのAssurantはそんなスマート家電に関する調査を行い、消費者の期待と現状への不満を明らかにしました。

Assurantがスマート家電に関する消費者調査を実施

スマートテクノロジーは生活をより良くすると思いますか?

Assurantは日本国内の18歳から79歳の男女1,000人に対してスマート家電やコネクテッド製品に関する消費者調査を実施。
進化が続くスマートテクノロジーへの期待と不満が明らかになりました。

68%が新たにスマート家電の購入を予定

新しいスマート家電・コネクテッド製品を買う主な理由とは?

「スマート家電・コネクテッド製品の利用目的」に関するアンケートでは、実に68%の消費者がスマート家電・コネクテッド製品を購入予定であることが判明。
主な目的は“家事のオートメーション化”や“娯楽・余暇への利用”、“ホームセキュリティー強化”でした。

スマート家電といえば真っ先に思い浮かぶのがロボット掃除機ですよね。
最近では優秀なAIカメラを搭載することで部屋のマッピングや障害物の検知などの精度が格段に向上しています。

また、玄関の鍵をスマートフォンや指紋、網膜などで開け閉めできるスマートロックも人気。
簡単にオートロックを実装したり、クラウドに保存された入退室の情報が確認できるためセキュリティ強化に繋がります。

半数以上が購入や使用時に不満を経験

スマート家電・コネクテッド製品の購入・使用時に感じた不満は?

スマート家電・コネクテッド製品に対する意欲の一方で、それらの購入時や使用時に不満を感じたことがある人は54%に達しました。
不満の内容には“自力でトラブルシューティングするための情報が不足していた”、“使い方が分からなかった”、“製品の処分方法が分からなかった”といった声が挙がっています。

確かにスマート家電やコネクテッド製品の使い方は複雑さを増しており、海外製品であることも多いです。
使用中にトラブルがあったときも相談先が分からなかったり、サポートが英語で理解が難しいという問題がありそうですね。

また自宅のWi-Fiやスマートフォンに接続する際のトラブルも多いようです。
ルーターの設定変更が必要であったり、スマートフォンのBluetoothバージョンが非対応といったトラブルも考えられます。

31%がテクニカルサポートの充実を望む

スマート家電・コネクテッド製品の購入意欲を促進する付加価値とは?

前述した不満に対する回答のように、「スマート家電・コネクテッド製品購入時に期待する付加価値」に関するアンケートでは31%の消費者がテクニカルサポートを希望していることが分かりました。
紛失、盗難、故障時の保証や延長保証が上位に並び、スマート家電を使っていくにあたっての不安を払拭し、安心して使っていきたいという消費者意識が浮き彫りに。

また、個人情報保護という視点も重要で、ロボット掃除機であれば部屋の間取り情報撮影した画像・映像の取り扱いには企業も細心の注意を払う必要があります。
また、各家電の使用状況から不在の時間が特定される危険も。
製品選びの際には個人情報の取り扱いに関しても十分注意しなければなりません。

消費者意識調査で課題も明らかに

Assurantの調査では、消費者のスマート家電・コネクテッド製品購入意欲が見えた反面、複雑化していく設定や使い方がわからず、充実したサポートが求められていることがわかりました。
また“処分方法がわからない”という意外な声も明らかになり、多くの貴重な資源や半導体によって作られているスマート家電・コネクテッド製品の下取りサービスは持続可能な開発に向けて必要な取り組みになりそうです。

Assurant Japan株式会社 代表取締役社長 藤本潤一さんのコメント

当社は、「コネクテッドな世界で、お客様のくらしの可能性を広げ、より良い未来を創造する」というパーパスの元、パートナー企業を通して、すべての消費者の皆様が進化し続けるスマートテクノロジーの恩恵を享受し、より快適で豊かな毎日を、そして新しい可能性に開かれた生活を送れるよう、様々なサポートや保証サービス、ソリューションを提供しています。
皆様のニーズに応え続けるために、今後もサービスをアップデートし続け、新しいソリューションを開発・提供していく所存です。