CDN(コンテンツデリバリネットワーク)サービスを提供する「Cloudflare(クラウドフレア)」で障害が発生し、Cloudflareを利用している多くのゲームやサービスが利用できない状況になった。
The Cloudflare team is aware of the current service issues and is working to resolve as quickly as possible. Updates can be followed here. https://t.co/22Yiyu3lKJ
— Cloudflare (@Cloudflare) June 21, 2022
Cloudflareとは?
CloudflareはCDNを提供するサービスでも多くのシェアを持ち、Discord、Shopify、DeepLなど大手サービスでも利用されている。
ゲームでもプラットフォームのMy Nintendo Storeや人気タイトルのLeague of LegendsやVALORANT、原神もCloudflareを利用しており、ゲームができない状況となっていた。
現在は復旧済み&モニタリング中
Cloudflareによると障害が発生したのが本日の6:43 UTC(日本時間15:43)で、復旧が完了したのが7:20 UTC(日本時間16:20)とのこと。
(現在は復旧確認のモニタリング中)
約40分近くの障害だったが、その間ダッシュボードにもログインできなかったため、CDNをオフにする作業もできず、インフラエンジニアはやきもきしただろう。
オリジンサーバでの障害ではなくCDNでの障害はもやもやしてしまう。
Cloudflare以外にも代表的なCDNではAmazon CloudFrontやAkamai、Fastly、Google Cloud CDNなどがあるが、いずれも絶対に障害を起こさないという保証はない。
冗長化をするのが理想だが、銀行や証券などの金融サービスや社会インフラではないサービスに、どこまでコストとリソースを掛けるのか難しいところ。
企業がコストを掛けた分、その代金は消費者が払う金額に影響してくるので、数年に1回の障害であれば許容範囲内だと思いたい。
Cloudflareの障害情報はCloudflare Statusで確認できるので、今回の障害状況の確認や、気になる方は過去にどのような障害がどのくらいの頻度で発生しているか見てみてはいかがだろうか。