ゲーム会社「gumi」創業者で取締役会長の國光宏尚氏が任期満了で退任することを発表

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ゲーム会社の「gumi」は、6月11日に同社創業者で取締役会長の國光宏尚氏が任期満了で退任することを発表しました。


創業者退任と同時にブロックチェーン関連子会社も手放したgumi

Financie

7月28日開催の第14回定時株主総会の終結をもって國光宏尚氏は退任となり、川本 寛之氏が代表取締役社長、本吉 誠氏が取締役という役員人事も発表されました。
いずれも重任となります。

國光宏尚氏には、創業者特別功労金として、1億5000万円が支払われるということも発表されています。
gumiは役員退職慰労金制度がないため、今回、2022年4月期の特別損失として計上されるとのことです。
また、あわせてgumiの子会社でブロックチェーンサービスの開発・運営を行う「フィナンシェ」の株式を國光氏に簿価で譲渡することも発表されました。

gumiはこれまでフィナンシェへの投資を通じ、ブロックチェーンを活用した、クラウドファンディングサービス「Financie」の提供を行っており、子会社の「gumi Cryptos」が議決権比率の4.5%にあたる70万株を保有していました。
gumiグループは今後、キャッシュフローの健全性の向上を図るべく、モバイルオンラインゲーム事業における収益力の最大化を図るとのことです。

國光氏は引き続きブロックチェーンやNFTを

PAKUTASO

國光氏はブロックチェーン・暗号通貨・NFT関連に関する活動を積極的におこなっており、同氏のTwitterも最近はNFT関連の情報発信が目立ちます。
ゲームとNFTは相性もよく、最近は暗号通貨関連企業とeスポーツやゲームなどエンターテイメント領域を手掛ける企業との提携や協業も多くおこなわれており、エンターテイメント市場が活性化しています。
そんなブロックチェーン事業を手掛ける「フィナンシェ」手放したgumiに対して株式取引市場が早速反応している形で現れています。
gumiを離れた國光氏ですが、「フィナンシェ」の活動に期待大&要チェックです。