KADOKAWAが【推しの子】など制作のアニメーション制作スタジオ「動画工房」を子会社化へ

株式会社KADOKAWAは、アニメーション制作スタジオ・株式会社動画工房の株式を取得し、子会社とすることに合意したと発表しました。

子会社化の背景と目的

PR TIMES

KADOKAWAグループはメディアミックスの中心となるアニメ事業の戦略として、制作ラインの拡充および制作力を強化することにより、魅力的なアニメ作品を継続的に創出していく体制を構築し、アニメを核としたIP価値の最大化を目指すとのこと。
2028年3月期までの中期経営計画において、多彩なポートフォリオからなるIPを安定的に創出し、世界に広く展開することを中核とした「グローバル・メディアミックス with Technology」の推進を基本戦略としています。

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— 動画工房(制作/管理部) (@doko_kanri) June 12, 2024

魅力的なキャラクター描写、そして作品自体の世界観を表現するその丁寧な作画が世界中のアニメファンから高い評価を受けている動画工房は1973年に創業されたスタジオです。
豊富なアニメ制作の実績を持ち、KADOKAWAとも約10年にわたる関係の中で、「月刊少女野崎くん」や「NEW GAME！」「【推しの子】」など多彩なアニメを制作。
日本のみならず海外でも大きな話題となっています。

KADOKAWAグループは動画工房を迎え、子会社の株式会社ENGI、株式会社Studio KADAN、株式会社レイジングブル、株式会社ベルノックスフィルムズ、関連会社の株式会社キネマシトラスとの連携を図ることで、グローバルに通用するアニメ作品の創出に向けた体制をより一層強化していくとしています。

株式会社動画工房 代表取締役 石黒竜氏のコメント

設立51年目を迎え、今まで多くの制作会社の方々、専門会社の方々やメーカーの人々と作品を作ってまいりました。KADOKAWAも共に作品を制作してきた会社で、良き理解者であってくれました。動画工房が今まで以上に意欲的に作品作りを続けられる環境を整え、今後もより良い作品を世に出せるよう頑張りますので、応援いただけますようお願いいたします

株式会社KADOKAWA 執行役 Chief Anime Officer 菊池剛氏のコメント

50年以上の歴史を持ち、世界中で愛されるアニメスタジオである株式会社動画工房を、当社のグループに迎えられたことは幸甚の至りです。今後はさらに両社の連携を高めていくことで、これまで以上に魅力的で刺激的な、世界中の皆さまの心に残る作品を生み出してまいります