東京ビッグサイトで2020年1月11日~12日開催予定のeスポーツイベント「東京eスポーツフェスタ」の企画運営業務委託仕様書が公開され、イベントに関しての一部詳細が判明した。
いくつか気になるポイントをまとめてみよう。
賞金は無し
「6 業務内容」の「ア 実施要件」の項目に
【全国】「東京eスポーツフェスタ」企画運営業務に係る委託事業者の募集(エ) 優勝者等への賞金は支払わないこととする。副賞として物品を提供することは妨げない。
との記載がある。
つまりはこの大会で上位入賞したとしても賞金は支払われないというのた。
副賞として物品の提供は可能ということだが、高価なものが授与されるかどうかは不明。
ゲームタイトルが限定される
「6 業務内容」の「イ 競技種目の選定」の項目に気になる記述がある。
【全国】「東京eスポーツフェスタ」企画運営業務に係る委託事業者の募集(ア) 国内IPホルダーによるタイトルであること
(イ) 国内外で開催された競技大会での使用実績があること
(カ) 家庭用ゲームソフトの場合は、 (特非)コンピュータエンターテインメントレーティ
ング機構(CERO)のレーティング表示が「A」、スマートフォンアプリの場合は「3+」又は「4+」のものとすること。ただし、指定のレーティング表示タイトルであっても、公序良俗に反する表現が含まれる場合、競技方法や設定の工夫等により当該表現を除外できるものに限る。
上記を踏まえると「国産のゲームタイトル」で「過去大会で使用実績あるタイトル」で「CERO A」のものということになる。
「国内IP」でとなると人気タイトルのLoLやDOTA2、フォートナイトような海外IPのタイトルは除外される。
「過去大会で使用実績あるタイトル」となるとリリースされたばかりのタイトルの除外となる。
「CERO A」のものに限定されるとなると対戦型格闘ゲームのほとんどは除外対象となってしまう。
人気格闘ゲームタイトルで言えば
- ストリートファイターV:CERO B
- 鉄拳7:CERO C
- ソウルキャリバー6:CERO D
- GUILTY GEAR Xrd:CERO B
- SAMURAI SPIRITS:CERO D
- ストリートファイターV:CERO B
とCERO Aなのはドラゴンボールファイターズくらいになってしまう。
吉と出るか凶と出るか
参加・入場無料のイベントであることから老若男女、幅広い参加者や来場者を考えてのことのイベント要項であることは理解できる。
しかし、限定されたゲームタイトルで賞金の発生しないeスポーツ大会は前代未聞とも言える試みではあるので、どのような結果になるかは予想ができない。
「東京eスポーツフェスタ」の開催までは半年以上期間があるため、詳細に関しては随時発表になることだろう。
詳細は「東京eスポーツフェスタ」企画運営業務に係る委託事業者の募集ページから確認ができる。