「積極的に今後も関わっていきたい」本田圭佑さんがeスポーツに対する想いや期待を語った特別インタビュー動画公開

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「VALORANT Challengers Japan 2023 Split 2」の優勝チームがSCARZに決まり、大熱狂のうちに幕を閉じました。
・・・が、落ち着いていられません!
2023年6月11日(日)からは「VALORANT Champions Tour 2023: Masters Tokyo」が始まり、世界中から集まった強豪チームが世界一を目指して戦います。
そんなMasters Tokyoの開催を記念して、元プロサッカー選手で経営者や投資家としても活躍する本田圭佑さんのインタビュー動画が公開されました!
2019年4月にVCT Pacificの出場チーム「Gen.G」へ出資していることも明らかになった本田圭佑さんのeスポーツに対する想いや期待が語られた必見の内容です。

本田圭佑さんのインタビュー動画が公開!

2023年6月5日(月)のMasters Tokyoカウントダウン特別番組内で、本田圭佑(@kskgroup2017)さんのインタビュー動画が公開されました。
自身も世界で戦ってきた本田圭佑さんの経験をもとに、eスポーツとサッカーの共通点や相違点、eスポーツに対する想いが語られています。
以下、インタビュー内容から一部抜粋してご紹介します。

― VCTの現状に感じることは?

進んでいる方向は凄くいいなと思いながらみていますね。若い世代を巻き込んでいるところが一番ポイントだと思うんですけど、それ以外のところにあえていかないくらいの方が逆にいいと思っていて、下の世代に集中することで下の世代のカルチャーは大きく変わる可能性があると思うので、eスポーツはエンタメのトップの中のひとつのエンタメになるという可能性は十分にあると思う。

― Gen.Gへの出資背景について

元々ケビンチョウというGen.Gのオーナーと知り合いだったというところが、案件が入ってきた背景です。
なぜGen.Gに出資したかというと、ケビンがオーナーだったから。だけど、なぜeスポーツに出資したかというと、eスポーツが来るってことに賭けるのは、確実にこのタイミングじゃないと遅くなるという感覚がなんとなくありました。

― サッカーとeスポーツ。プロチームの共通点と違うところ

一番最初に驚いたのは、プレー時間。(eスポーツは)圧倒的に長いですよね。サッカーなどのかなり負荷が高いスポーツは、そんなに長い時間プレーすることができないので。実際僕らがトレーニングを1日でやれる時間というのは、大体2時間くらいなんですね。
サッカーなどのスポーツに比べて、平均年齢が低いイメージがあって。23・24・25くらいになってくると、むしろベテラン。それも凄く驚きました。だから20歳とか10代後半のあたりで、世界トップのプレーヤーがいるというeスポーツの世界。僕がこれまでGen.Gに関わってきた中では、そういう年齢で活躍している人がサッカーより若かったので、それはびっくりしましたね。

― 日本代表チームが出場しているVCT PACIFIC 自身の日本代表の経験も踏まえて

2009年、2010年くらいで日本代表に入ったりとかワールドカップを経験する前と後とでは、やはり注目度が全然違いました。僕はそれを求めていたのでプレッシャーというよりは本望だったので嬉しかったし、力は注目されればされるほどみなぎってきました。「もっと期待に応えたい」と。もちろん期待に応えられないときにはがっかりすることもあるんですけど、それでもまたそれがエネルギーの源になって頑張れたっていうのはあるかもしれない。
多分、今eスポーツのプレーヤーで出てる人たちの中には元々ゲームが好きでやっていたら、いつの間にか見られる立場になってたという人もいると思うんですよ。その人たちはちょっと「こんな人前でプレーしたかったわけじゃないんだけどな」とか(笑)。うまくそういうプレッシャーをマネジメントできないことはあるかもしれないですね。

― Masters Tokyoが日本で開催されることについて

これをきっかけに一気にeスポーツが今以上に日本の若者中心に盛り上がってほしいなと思いますし、僕らみたいな人間がもっとそこにキャピタルを投入していくという流れになればいいなと思っています。それには、多分もっと劇的なアイデアとか仕組みが必要なんだと思うので。僕がそこに関われるなら嬉しいなと思っていますし、そういう意味ではどこかのタイミングで僕も元々ゲームが大好きだっていうこともあるんで、VALORANTはやったことはないんですけどちょっと何処かのタイミングで機会があれば1回プレイしてみたいなという風に思いますね。

本田圭佑さん特別インタビュー
YouTube
― 今後のeスポーツ業界について

ゲームの面白さとこの時代の多様性。まさに時代が流れてきていると思うんです。色々なものが許容される世の中になってきてて、まさにゲームは将来稼げないというものからゲームで稼いで生きていけるもの。ちょっと過小評価しているんで、eスポーツを世間は。特に年齢が上に行けば行くほど過小評価しているし。それを個人的にはやっぱり見返してほしいなと思っていますし、だから僕自身もGen.Gに投資している部分もあります。
あとは運営力の差だと思っていて、ここから先はね。僕はサッカーやってきた身だからわかるんですけどね、サッカーにはいいところも悪いところもたくさんあって、良いところをあげたらきりがないんですけど悪いところもちゃんと明確に見ないといけなくて。サッカーの悪いところはメジャースポーツが故にあぐらをかいているところがあるんですよ。「みんな好きだろう。」「好きで当たり前だろう。」と。実際はそうでもないのに。それにあぐらかいてると、eスポーツみたいな勢い良く一生懸命盛り上げて普及していこうと思っているエンタメに足元をすくわれるだろうな、というのが僕のサッカー界に対する危機感ではありますね。
eスポーツの未来は強く信じています。確かにゲームだけっていう世界は僕も嫌です。でも、ゲームをかたくなに否定する人たちはすごく心の貧しい人だなと思っているので、そういう大人たちはぶっ倒してほしいなと思いますね。だから(eスポーツは)フラットにもっと盛り上がるべきだと思っているんで、しっかり順調に成長してほしいなという気持ちが強いですし、そこに何か僕が力になれる範囲であれば積極的に今後も関わっていきたいなというのは思っています。

― VCTファンにメッセージ

サポーターが熱ければ熱いほどeスポーツは伸びると思います。言い方を変えればめちゃくちゃ熱いファンがeスポーツを伸ばすんだと思うんですよね。強く応援し続けてほしいなと思いますし、僕もそういう人たちがもっと盛り上がるようなことを違う角度からeスポーツに関われたらいいなという風に思っているんで、(ファンに)eスポーツを育ててほしいなというふうに思いますね。

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