中国のPUBG代替ゲーム『和平精英』、愛国的改変でこの先生き残られるか

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世界的に人気なバトルロイヤルゲーム『プレイヤーアンノウンズ・バトルグラウンズ(PUBG)』は中国でずっとオンラインゲームの運営許可をもらえておらず、βテストという形で運営されてきたが、今月8日に試験配信の中止を発表。その代わりに、遊び方が酷似する愛国的な反テロゲーム『和平精英』にユーザーを移管し、当局から有料配信の運営許可を得た。

厳しい評価に負けず例に見ない快挙

リアルな対戦体験、スムーズな操作体験

米アプリ分析会社のセンサータワーによると、サービス開始以降5日間で、iOSにおいてのアプリ内課金額が2,000万米ドル(約21億9100万円)を超えて、アプリストア内の売上高が一度世界最高を記録し、のちに同じく騰訊控股が配信しているバトルアリーナゲーム『王者栄耀』に次ぐ世界第2位となった。

PUBGのアイテムの引き継ぎできない、操作感が変わったなどで、一部のユーザーから批判な声も上がっていたが、全体的には好調な模様。

全ての表現がマイルドに

和平精英イメージ画像

中国でPUBGを継ぐゲームとして納得の売上高であるものの、当局の規制に合わせるため、『和平精英』はゴア表現を一掃し、倒されたら手を振って宝箱を献上したり、血しぶきが花火などのエフェクトになったり、勝ったらチキンディナーならぬケーキがもらえたりするようになって、至って平和で演習じみた表現の仕方がPUBGファンから反感を買ってしまったのも事実である。

また、死亡という表現が禁止されているため、撃たれると「HP値削られると死亡する」から「撃たれると電波値にが削られ退室する」に変わった。

ほかに、安全地帯が謎の電波ゾーンになって、継続ダメージの代わりに電波ゲージが削られ、アイテムで回復しないでゲージを使い切ったらゲームオーバーといった仕様変更にも不満が募る。

コアなゲーマーは他のゲームにへ乗り換え?

1位を取ることがPUBGより簡単というコメントもしばしば見かけることから、ベテランプレイヤーはやめたか、海外サーバーでPUBGを続けることにしたかと思われるが、ラグや単純に同じ国の人と対戦したい気持ちで、『和平精英』に残るプレイヤーも少なくないだろう。『和平精英』がこの先生きのこられるかは、今後運営の対応次第かもしれない。

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