ASUSは自社のゲーミングブランド「ROG」の高性能ゲーミングスマートフォン「ROG Phone」の最新作「ROG Phone 5」に関しての映像イベント「ROG Phone 5 Launch Event | For Those Who Dare」を公開。
「ROG Phone 5」の情報や製品ラインナップ等を正式発表した。
3製品をラインナップ
「ROG Phone 5」は通常モデルの「ROG Phone 5」以外にも、「ROG Phone 5 PRO」「ROG Phone 5 Ultimate」の3ラインナップで展開される。
スペックや構成などが異なるので、各モデルに関して発表された情報を紹介する。
ROG Phone 5
今回発表された中でベーシックモデルとなるのが5G対応のゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5」
背面には印象的なドットのAura RGB対応のLEDライティングが搭載されている特徴的なデザインになっている。
CPUには最新のQualcomm Snapdragon 888が採用されており、現時点で最高性能のスペックとなっている。
ベンチマークではこれまでよりもCPUパフォーマンスは25%向上、GPUパフォーマンスは35%向上しているとしている。
ディスプレイはAMOLED displayが採用されており、タッチサンプリングレート300Hz、タッチレイテンシー24.3ms、リフレッシュレート144Hz、応答速度1msと最高性能の感度と滑らかさを実現している。
サウンド面ではSymmetrical 7-magnet dual speakerが搭載されており、本体のスピーカーからでも迫力のサウンドが楽しめる他、ハイレゾグレードのESS DACが搭載されており、イヤホンやヘッドホンでは最高クラスのサウンドを楽しめる。
3.5mmイヤホンジャックが復活しており、Type-Cへの変換を使用しない直接の有線接続が可能となっているため、より高音質のサウンドを再生可能となっている。
ROG Phoneではおなじみの冷却効果を上げる外付けのファンも「AeroActive Cooler 5」へと進化。
これまでの「AeroActive Cooler」同様に効率的に排熱を行うことでパフォーマンスの低下を防ぐのはもちろん、2つの物理ボタンが新たに搭載され、ゲーム操作でもアドバンテージを得ることができる。
キックスタンドが搭載されているため、動画視聴や外部コントローラーを使用しての操作の際も安定して立てかけることができる。
※「AeroActive Cooler 5」は「ROG Phone 5」では別売。
ROG Phoneのゲーム操作を手助けするモーションコントローラーと本体上部に設置されているタッチセンサー「ultrasonic side sensor」も健在。
ハイスペックな本体性能と併せることでさらに高精度なプレイが可能となる。
バッテリーは3,000mAhが2個、合計6,000mAhの大容量バッテリーが搭載されている。
長時間でも安心して使用することができる上に、65ワットのHyperCharge adapterよって高速充電が可能となっている。
カメラ部分はSony IMX686 64MPメイン広角カメラ、超広角13MPセカンドカメラ、マクロカメラのトリプルカメラを搭載。
フロントカメラも24MPのものが採用されており、写真、映像の撮影、セルフィーやストリーミングなど、様々なシーンで高画質な映像を記録することが出来る。
「ROG Phone 5」はPhantom BlackとStorm Whiteの2色展開。
RAM 16GB / ROM 256GBモデルが999€。RAM 12GB / ROM 256GBモデルが899€。RAM 8GB / ROM 128GBモデルが799€とスペック毎に3種類ラインナップされる。
ROG Phone 5 PRO
「ROG Phone 5 PRO」は基本性能は「ROG Phone 5」に準じているが、背面にROG VISIONと呼ばれるもう1つのディスプレイを備えている。
このROG VISIONは好みにカスタマイズすることで様々な映像表現を行うことができる他、バッテリーの充電状況や、電話の着信などのインフォメーションを表示させることも可能となっている。
さらに背面下部には追加で2つのリアタッチバッドが搭載されている。
プレイするゲームタイトルや、自身のプレイスタイルに併せて、さらに精密な操作が可能となる追加ボタンとなっている。
「ROG Phone 5 PRO」はRAM 16GB / ROM 512GBで1,199€となる。
ROG Phone 5 Ultimate
最後に紹介されたのは「ROG Phone 5 Ultimate」
「ROG Phone 5 PRO」のハイスペックなプロダクトがさらに進化しており、スマートフォン初の18GBのRAMが搭載されいる最上位モデルとなる。
これによりその性能を最大限に活かすことができ、6,400Mbpsのクロックスピード、3,200mHZのRAMクロックを実現している。
「ROG Phone 5 Ultimate」はRAM 18GB / ROM 512GBで1,299€となる。
「ROG Phone 5 Ultimate」は開封画像も公開されており、同梱物や実機を操作する様子を確認することができる。
現時点では日本市場での展開は不明
今回発表された「ROG Phone 5」「ROG Phone 5 PRO」「ROG Phone 5 Ultimate」はグローバル展開の発表となっており、日本市場での展開は発表されていない。
どのモデルが発売するかや、価格、発売時期などは追って発表となる。
かねてより高性能で定評のある「ROG Phone」シリーズではあるかが、今回発表となった製品は他のゲーミングスマートフォンと一線を画するレベルのスペックとなりそうだ。
日本発売に関して続報を待とう。
製品詳細はASUS ROG公式サイト(英語)にて。