今や多くの動画配信サービスがありますし、配信のためのソフトやツールも充実しているので誰もがゲームの実況配信を行える時代になっています。
スマホ1台でも配信が可能ではありますが、自分で配信をしやすく、視聴者が見やすく、聞き取りやすくするためにはマイクやカメラなどがあったほうが調整はしやすいもの。
さまざまな機材の中で非常に重要なのがオーディオミキサーです。
音声ソースの問題もあり、ゲーム音はプレイするタイトルやプラットフォームによってボリュームが異なりますので、配信者の声とバランスをとって聞き取りやすくするためには必要不可欠といえる機材です。
また効果音を鳴らせたり、ボイスチェンジャーが付いていたりと多機能なものもありますので、配信を盛り上げるのにも役立ちます。
昨今ではゲーミングデバイスを手掛けるメーカーもオーディオミキサーを発売しておりさまざまな選択肢がありますが、オーディオの専門家が配信向けのミキサーを手掛けたらスゴいものが出来上がる気がしませんか?
それを老舗楽器メーカー「Roland」がやってくれました!「Roland」初のゲーミング・オーディオミキサー「BRIDGE CAST」発表です!
多機能で「音が良くなる」ミキサー
ご存知の方も多いと思いますが「Roland」は日本の超大手電子楽器メーカーです。
シンセサイザーや電子ピアノ、アンプにエフェクターなどなど、本当に数多くの製品を手掛けており世界中で愛されているので、意識すると街中の至るところで機材を見つけることができるほど。
バンド活動をしたことがある人ならギターアンプの「Jazz Chorus」シリーズやエフェクターの「BOSS」はお馴染みですね。
「BRIDGE CAST」はそんな「Roland」が手掛けた初のゲーミング・オーディオミキサーですので、そのネームバリューだけですぐに購入してしまいそうになりますが、その機能を知ってからでも遅くはないでしょう。
「BRIDGE CAST」には75dBまで対応する高性能なマイク用プリアンプが内蔵されています。
XLR端子でダイナミックマイクやコンデンサーマイクを接続しているときには追加機材なしで高音質にアップグレードすることができます。
また、搭載されているヘッドホンアンプはインピーダンスの高いヘッドホンを駆動可能で、モニターする音もクリアで高音質。
マイク付きのヘッドセットも使用可能ですので、ヘッドセットをケーブル1本で繋ぐだけでセットアップ完了です。
2系統のサウンドミキサーを切り替えることができ、配信用のサウンドと自分が聞くモニター用のサウンドを個別に設定することができます。
例えば視聴者が観る映像にはゲーム内BGMがあって配信者の声をはっきり聞こえさせたいけど、自分が聞く音にはBGMは必要なく声の返りもあまり必要ないと言った場合でも、どちらから片方にする必要がありません
配信用の自分の用の音を両方ベストな状態で設定・使用できます。
本体に搭載されている端子は電源供給用のUSB Type-C、PCなどの機材に接続するためのUSB Type-C、マイク用のXLR端子、ヘッドホン/ヘッドセット端子、AUX端子と定番で必要最低限のものに加えて、外部スピーカー接続に使用できるLINE OUT端子を備えています。
配信用の音声を別途出力しておくことで、状況にあわせての調整も行いやすくなりますね。PA担当の人がいる場合など非常に便利です。
すでに動画配信の際にボイスエフェクターを使用し、声にエフェクトをかけている人もいると思いますが、「BRIDGE CAST」には定評のある「Roland」のVTシリーズ譲りのエフェクターが搭載されています。
ピッチやフォルマントを自分のもともとの声とのバランスをとって調整すれば、年齢や性別が異なる声はもちろんのこと、様々なキャラクターに変身することができます。
専用アプリを使用することでEQやコンプレッサー、破裂を和らげるローカットフィルターや、「サ」行を聞きやすくするディエッサーなど細かい調整も可能です。
ノイズサプレッサーも搭載されているので、周囲の環境を低減させてくれ、さらにクリアな音声を届けることができます。
各処理は「BRIDGE CAST」で行うので、PCなどの接続機器に負荷がかからないのも嬉しいところですね。
EQなど細かく設定したプロファイルは5つまで保存可能。
プレイするゲームタイトルによって足音などの音域が異なりますので、プレイしつつ周波数を特定したらピンポイントでブーストして保存。
次にプレイするときには保存したプロファイルを呼び出せば、初めから有利にゲームを進めることができます。
5つも保存できるので、ゲームタイトルごとの他に動画鑑賞用のプリセットをしてもいいかもしれませんね。
「BRIDGE CAST」は「ゲーミング」オーディオミキサーですからもちろん光ります。
ノブの部分のライティングは専用アプリで色を変更することができるので、視認しやすい色にしたり、ゲーミング環境に併せて色を変えたりと様々な使い方ができます。
またダウンロード可能なフェイスプレートの型を使用してオリジナルのデザインを作ることもできます。
自身のゲーマータグや、チームのロゴが入ったデザインにすれば注目の的になること間違いなしです!
専用アプリでは前述したEQやエフェクトなどの各種設定、ライティングの調整に加えて、ボタンやノブの割当の変更など「BRIDGE CAST」を自分用に細かく設定することが可能です。
特にEQなどの微調整はかなり大事になりますので、「BRIDGE CAST」を手に入れたらまずは専用アプリをダウンロードして、各種設定を触ってみましょう!
また2023年5月にはRoland Cloudに直接接続して、ローランド製の効果音や楽器のフレーズを利用できるようになるとのこと。
気分に合わせてBGMのプレイリストを自動再生させたり、「BRIDGE CAST」のボタンに効果音を割り当てて、配信を盛り上げたりと様々な使い方ができそうです。
発売日と価格
「BRIDGE CAST」は2023年1月28日(土)発売予定。
価格はオープン価格ですが、市場想定価格は33,000円(税込)前後になりそうです。
これだけの多機能、高性能なことを考えるとかなり手に取りやすい価格と言えるレベルですので、新しいオーディオミキサーを購入しようと思っている人の次の1台にももちろんですが、初めてオーディオミキサーを購入したいけどどれを買ったらいいかわからないという人にもオススメしたい製品です。
昨今の情勢で家にいることが長くなりゲーム配信を始めた人も多いと思いますし、最近では某イカのゲームきっかけで始めたという人もいますよね。
一気に機材を揃えようと思うと結構な出費になりますから徐々に購入してるというかた、次はオーディオミキサーを狙っているということなら「BRIDGE CAST」を是非ご検討ください!
詳細は「Roland」公式サイトの「BRIDGE CAST」製品ページから!
ゲーム配信のクオリティがレベルアップ ! 『BRIDGE CAST』が登場✨
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— Roland | ローランド公式 (@MyRoland) January 4, 2023