外でもスマホ1台でモーションキャプチャーできる時代！ソニー「mocopi」発表！

VRChatやVket Cloudで作成されたメタバース空間を100%楽しむために必要なものといえばVRデバイス。
のちにVR元年とも呼ばれる2016年には「PlayStation VR」を筆頭にさまざまなVRデバイスが登場しました。
それから時が経ち、VRデバイスの高解像度化や高機能化が進む2022年ですが、実はメタバース空間を120%楽しむためのモーションキャプチャーという技術も存在します。
精度や部位数などクオリティによって異なりますがその導入価格は数十万円からで、VRフリークでも個人で導入しているという方は多くなく、最近ではプロダクションに所属しているVTuberが使っているのを見るのがほとんどでしょうか。
そんなモーションキャプチャーに革命です！
ソニーがモバイルモーションキャプチャー「mocopi(モコピ)」を発表しました！

モバイルモーションキャプチャー「mocopi」

従来のモーションキャプチャーは専用機器の揃ったスタジオで大量のカメラに囲まれながら点々のついた全身スーツを着て・・・という大変シュールな方法でした。
しかし、今回発表された「mocopi」では、わずか6つの小型ワイヤレスセンサーを装着するだけでどこでも手軽に3Dフルトラッキングが可能になります！
何より場所を選ばないのがすごいです！

「mocopi」製品紹介ページ

トラッカーとなる小型ワイヤレスセンサーを装着するのは頭と腰、右手首、左手首、右足首、左足首の6か所。
装着部位が非常に少ないのでトラッキング精度が気になるところですが、そこは天下のソニー様。
独自のアルゴリズムによって3Dフルトラッキングを実現しています。

発売に先立ち「mocopi」の使い方動画が公開されています。
小型ワイヤレスセンサーをペアリング後、体の各部位に装着して簡単な動きでキャリブレーションが完了。
実際に同期しているアバターの動きも確認できます。

専用のスマートフォンアプリを使用することでモーションデータや動画データの出力が可能。
リアルタイムで・・・

• VRChat
• Unity
• MotionBuilder
• バーチャルモーションキャプチャー

・・・といった外部ソフトウェアやサービスに送信することも！
現時点で発表されている対応スマートフォンはiPhone 12以降と一部のAndroid端末に限られてしまいますが、2022年12月15日(木)に開発者向けサイトがオープン予定。
SDKの提供が予定されていますので、もしかしたらスマートフォンが無くても直接PCへモーションデータを送信できるかもしれません！

サービス連携を期待する企業からのコメントも公開されています。

VRChat Inc. CTO兼 共同設立者　ジェシー・ジョードリー氏

VRChatは、PC用VRヘッドセットを用いたフルトラッキングの領域で業界を牽引してきました。今回、ソニーの『mocopi』の登場により、スタンドアローン型VRヘッドセット向けにも同機能を提供できることを嬉しく思います。市場には様々なVRヘッドセットが登場しています。『mocopi』と組み合わせて、あらゆるヘッドセットのユーザーにVRChatのフルトラッキング機能を存分に体験してもらいたいと考えています。

ソニー公式サイト

株式会社HIKKY CEO　舟越 靖氏

ソニーのような国際的な企業が、スタートアップであるHIKKYやクリエイター達が奮闘する、勢いはあれど若い新市場に対して「攻めた」製品でアプローチしていただけることを大変嬉しく思っています。このようなデバイスは我々の手で開発・販売するにはハードルが高く、けれども市場の本質的な課題解決には必須のものです。日本が世界に誇るソニーの技術力やノウハウで提供される今回のデバイスは、多くのクリエイティブレボリューションの機会を創るものだと、確信しております。

ソニー公式サイト

12月中旬予約開始、発売は2023年1月下旬！

注目の発売日は2023年1月下旬を予定しているとのこと！
予約は2022年12月中旬からということで、発表から間もなく入手できますね！
気になる販売価格は49,500円(税込)！
従来のモーションキャプチャーデバイスに比べたらその安さは一目瞭然です。
クリエイター心をくすぐる「mocopi」
まずは2022年12月15日(木)にオープン予定の開発者向けサイトを楽しみに待ちましょう！
詳細は「mocopi」製品紹介ページから！