先日、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(以下、WotC)が贈るオープンワールド型アクションアドベンチャー「Warlock: Dungeons & Dragons」のインタビューを掲載しました。
WotCは「マジック:ザ・ギャザリング」や「ダンジョンズ&ドラゴンズ」など多くのゲームをリリースしていますが、今回紹介する「EXODUS」もそのひとつ。
東京ゲームショウ2026に合わせて来日した開発者に話を聞きながら、実際に「EXODUS」をプレイしてみました。
実機プレイで明らかになった「EXODUS」のSFみと戦闘の爽快さ
「EXODUS」は、WotC傘下のArchetype Entertainmentが開発する、シングルプレイ・3人称視点のSFアクションアドベンチャーRPG。
The Game Awards 2023で初お披露目された本作は「Baldur's Gate」や「Mass Effect」などで知られるBioWare出身のジェイムズ・オーレン(James Ohlen)さん率いるArchetype Entertainmentのデビュー作です。
「DUNE」や「スター・ウォーズ」「インターステラー」などから着想を得ているという本作は、亜光速での宇宙航行によって生じる“時間の遅れ”が大きなテーマ。
プレイヤーにとってはわずかな時間でも、故郷では数十年が経過してしまうという壮大なストーリーの一端が公開され、注目を集めました。

今回プレイするのは、Kay族が運営する軌道宇宙ステーション「コンス」を訪れ、脅威を排除するミッション。
Kay族とはいったい・・・?
なお、以降の画面や仕様は開発中のものです。
製品版では変更される可能性があります。


戦闘は3人称視点で進行。
ある程度物語が進行した状態とのことで、3点バーストのライフルのほか、近距離向けのショットガンやステルス性能に特化した武器も装備していました。


同行する仲間に指示を出すことで戦闘を有利に進めることができます。
サリマンは姿を消すことができるステルスタイプ、エリーズは巨大な装甲に身を包んだジャガーノートタイプのようです。



盾持ちはミサイルでゴリ押し!



主人公のジュンもガントレットに“グリフ”を装備しており、さまざまな効果を発動できます。


行く手を阻むオブジェクトは「イラプション」で破壊!

レーザービームが邪魔なら・・・

ポイッ。

で固めれば通れるように。
もちろん戦闘でも使えます。

道中にはユニークエネミーの姿も。

ユニークエネミーからは戦利品としてMODがドロップしました。

MODは武器に装着できるアタッチメントのようなもので、それぞれが特徴を持っています。
今回ドロップした「レート・オブ・ファイアIII」は連射速度を15%増加させるというなかなか強力なもの。
レア度もあるようなので、好みのMODがドロップするまでミッションを回し続ける・・・というやりこみ要素もありそうです。

また、メニュー画面では所持品やスーツ、スキルなども確認可能。

今回のプレイではシンプルな性能のスーツでしたが、こちらもユニークなものに期待しましょう。

主人公のジュンにはスキルツリーが用意されています。
通常の歩兵戦闘に特化したものや耐久力を向上させるもの、グリフを強化するものやステルス性能を上げるものなど、種類はさまざま。


どの方面を伸ばすかはプレイスタイル次第。
今回はグリフを強化して、とにかく派手にプレイしてみました。


・・・と道中に倒れている敵兵を発見。
すでに満身創痍で、敵意は無いように見えます。


「EXODUS」ではプレイヤーの小さな選択が、いずれ大きな波となってストーリー全体の未来に影響します。
“友好”と“敵対”の選択肢にはマークがついており・・・

今回は敵対的な選択肢を選んだことによってイモータルのランクが上昇しました。



別の場面でも、部屋に入るためのキーカードを購入・・・ではなく、無理やり奪うことができました。
今回のプレイ範囲ではこれらの選択が大きくシナリオに反映される様子までは確認できませんでしたが、開発陣はこのシステムを本作の中核に据えています。
特に“時間の遅れ”がテーマですから、過去の出来事が年単位の未来に影響する可能性を考えると、妄想が膨らみますね。

さて、そんなこんなでようやくKay族の“42C”とご対面。
「EXODUS」では人間以外にも知性を宿した生物(総称して“Awakened”と呼ばれる)が独自の生活圏を築いています。

Kay族はカエル系のAwakenedです。
「EXODUS」公式サイト
ほかにも、巨大な装甲で前衛を支えるタコの傭兵“ソルト”はトレーラーでフィーチャーされていますし、オオカミの“ヒューストン”もストーリーに大きく関わります。

ミッションのラストには巨大なクマと敵対してしまいます。

しっかり名前も階級もあったらしいイリーナ・ブルイン大尉。
野性味あふれる行動にどう対処すれば良いのか、腕が問われます。
・・・と、ここで先行プレイは終了。
最後に「EXODUS」ナラティブ・ディレクターのドリュー・カルピシュン(Drew Karpyshyn)さんと、クリエイティブ・ディレクターのジェシー・スカイ(Jesse Sky)さんにお話を伺いしました。
発売まで約半年!開発状況やゲームシステムを質問

Q. 友好的な選択肢や敵対的な選択肢を続けることで、ストーリーはどのように変化するのでしょうか
それぞれパラディンとイモータルと呼んでいます。
パラディンは人間側に、イモータルはCelestial側に近い考えに基づいていますが、必ずしも対称的な選択肢ではないこともあります。
どちらを選ぶこともできますし、選択によってアビリティやストーリーの根幹に関わる部分に変化が訪れます。
Q. 全ての戦闘をステルスで進めることは可能ですか?
「EXODUS」の戦闘スタイルには大きく分けて3種類があります。
武器による銃撃戦闘、グリフを使った戦闘、ステルス戦闘です。
どれもスキルツリーの進行によって特化させることが可能なほか、一緒に戦うコンパニオンにも得意不得意があります。
基本的にはステルスを主体に進めることも可能ですが、イベントやボス戦など一部の戦闘ではステルスのみでは突破できないものがあります。
Q. 発売まで約半年ですが、現在は開発のどこに注力していますか?
アニメーションと戦闘バランスの調整ですね。
本作は設定・ストーリー・キャラクター・戦闘と、どの面をとっても高品質な仕上がりを目指しています。
“時間の遅れ”というメインテーマを彩る各要素は発売まで調整を続けていきます。
Q. 日本に来たのは初めてですか?
ドリュー・カルピシュンさん: 初めてです。
ジェシー・スカイさん: 2回目です。
Q. 何か楽しみにしてきたことはありますか?
ドリュー・カルピシュンさん: 食べ物ですね。
この数日間だけでも、私が食べたものは普段よりも遥かに質が良く美味しいものばかりでした。
あらゆるものが新鮮で素晴らしいですが、私にとっては今回の体験の大きな部分を料理が占めています(笑)
ジェシー・スカイさん: 本当に全てです。
漫画もアニメも東京も日本も大好きで、またここに来ることができ、とても光栄です。
Q. ゲーム開発者としてインスピレーションを受けた作品があれば教えてください
ドリュー・カルピシュンさん: 昔から「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は大好きでした。
また、ビデオゲームでは昔プレイした「MYST」というタイトルからは大きな影響を受けています。
このゲームを通じて、ビデオゲームにも非常に奥深い背景やストーリー、世界観が存在し得るということを見せつけられました。
ジェシー・スカイさん: 「EXODUS」は「DUNE」や「スター・ウォーズ」「インターステラー」などから着想を得ていますが、個人的には日本のSF作品が大好きです。
特に「新世紀エヴァンゲリオン」や「カウボーイビバップ」からも影響を受けています。
元BioWareクリエイターらが贈る新作SFアクションアドベンチャーRPG「EXODUS」は2027年4月7日(水)発売予定。
「Mass Effect」や「Star Wars: Knights of the Old Republic」などと比較されつつも、星間航行による“時間の遅れ”や独自の戦闘システムなど、本作ならではの要素も数多く搭載しています。
プレイヤーの選択が数十年先の故郷や文明にまで影響するという重厚な物語や世界観は今後の続報でも明らかになるでしょう。
詳細は「EXODUS」公式サイトや公式X(@EXODUSGame)を確認してください。


