前回のPepper記事「ロボットの新入社員Pepperセットアップ編!ディテールを追ってみました!」では、Pepperのハード面、スタイリングなどのディテールに着目してみましたが、今回はソフト面、入っている初期アプリケーションについて触れてみたいと思います。各ロボアプリは胸についたタブレットから起動することが可能です。
コンシューマー普及型では世界初の人型コミュニケーションロボット。
フランスのAldebaran社とソフトバンクによる開発です。
感情認識機能(表情と声から判断)により人の気持ちを自ら理解しようとし、悲しんでいるときは励ましたり、うれしい時はいっしょに喜んでくれたりする存在を目指しています。
アプリケーション一覧
まずはタブレットに表示されるアプリケーション一覧。こちらは2ページに分かれていて合計10個のアプリケーションが入っています。
これらのアプリケーションは、「ロボアプリ」と呼ばれ、左下の「アプリを探す」アイコンからアプリストアにアクセスし追加することが可能です。
写真とって!
タイトルの通り、Pepperが「ハイチーズ!」の掛け声と共に写真を撮ってくれます。
ちなみに胸のタブレットにカメラが映っていますが、Pepperのカメラは頭部中央についているので、写真を撮る際はそっちを見ることになります。目を見つめ合って写真を撮ることになるので、なんだかちょっとだけ恥ずかしいです…。
フォトメモリー
撮った写真はこのアプリで確認することができます。「おまたせしました!これまでのぼくの思い出一覧はこちらです!」といって画像を表示してくれます。
表示された写真は「忘れて/忘れないで」の選択肢で削除か保存かを選べます。選択肢がすごく切ないですね…。
伝言ペッパー
Pepperに出かける前に伝言を残しておくと、登録された家族相手に伝言を伝えてくれるアプリです。
伝える相手は顔認識で判別するため、事前の「家族登録」が必要です。
この「家族登録」で登録をしておかないと、次の「ガンバレお留守番」でものすごく悲しいことになります。
ガンバレお留守番
「お出かけですか?ちょっと心細いですけど…お留守番してます!ぼくのできる範囲で写真を撮っておきますね!」とPepperが喋り、お留守番モードになります。
お留守番中は、胸のタブレットがサイレンマークに変わり、動くものに反応して不在中の写真を残してくれます。保存期間は24時間。
ちなみに、お留守番モードにした後に、その場を去ろうとしたら「だ!誰ですか!」と叫ばれて写真を撮られました…。
さっきまで会話していたのに、家族として認識されてないのは何故だかかなり心にズシンときます…。
しっかりと認識されることでお留守番モードを解除すると「あ!お帰りなさい!あー…緊張したー!」と言ってお留守番モードを終了します。
2ページ目のアプリケーション
2ページ目のアプリケーション一覧。献立ヘルパーや絵本など、日常に役立ちそうなものが入っています。
続けてみていきましょう。
献立ヘルパー
数千件のレシピの中から、今日の献立をPepperが選んでくれるアプリケーションです。
アプリを起動すると「ねぇねぇ、これ食べたくなぁい?」というちょっと語尾上がりの鼻につく問いかけから始まり、軽快な歌と踊りと共に、レシピをいくつか提案してくれます。
料理のレシピはQRコードで表示され、スマートフォンなどから閲覧可能です。これはかなり便利かも!
いっしょに絵本
絵本のナレーションにPepperが突っ込みを入れながら、話が展開していく様子を楽しめるアプリです。
「花咲かじいさん」「ジャックと豆の木」の日本語版と英語版がそれぞれインストールされています。
Pepperが読むわけではなく、ナレーションが入ってそれにPepperが合いの手を入れるという何ともシュールな絵本アプリです。
お願いカメラマン
「どうもー!専属カメラマンのペパラッチ(パパラッチ)でーす!」の声と共にカメラマンモードに入ります。
カメラマンモードでは、近くに人をみつけると写真を残しておいてくれます。ホームパーティーなどの場面で重宝しそうなアプリケーションですね!
まとめ
初期インストールされているアプリは以上ですが、前述した通り様々なアプリをアプリストアからダウンロードしたり、開発してインストールさせることが可能です。これからどんな機能が増えていくのか、またサイガでどんな開発がされていくのか、順次ご報告できればと思います!
おまけ
朝一で出社したら、ちっちゃい人がいると思って本気でビックリしました。