nubiaのゲーミングスマートフォン「REDMAGIC」シリーズの最上位モデル「REDMAGIC 11S Pro」が日本で発売になりました。
前モデル「REDMAGIC 11 Pro」登場から約5か月でモデルチェンジした本製品、いったいどこが変わったのか、外観を中心にチェックしました。
高性能なチップセットを搭載して頂点を極める
REDMAGIC 11S Proはチップセットにクアルコムの「Snapdragon 8 Elite Gen 5 Leading Version」を搭載しています。
前モデルのREDMAGIC 11 Proが採用していた「Snapdragon 8 Elite Gen 5」と同じ世代のチップセットですが、Leading Versionはその中から高いクロックで安定動作する個体だけを選別した特別版という位置づけ。
同様のコンセプトのチップとして、サムスンのGalaxy向けである「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」も、ベースは同じ世代のSnapdragon 8 Elite Gen 5でありながら、より高いクロックとチューニングにより、パフォーマンスを引き上げたモデルです。
クアルコムのチップセットの世代交代は1年おきですが、REDMAGICはそれを待たずに高クロック版の搭載で業界最高のモデルを作り上げました。
ディスプレイは6.85インチ、2688 x 1216ピクセルで144Hz駆動、フロントカメラはアンダーディスプレイの1600万画素です。
チップセット以外の性能はほとんど変わらず、事実上約半年後に出てきたマイナーチェンジモデルという位置づけになります。
それでもより高い性能のチップセットを搭載することでゲーミングユーザーの満足度を高めるという姿勢は評価したいところです。
デザインはマイナーチェンジ
背面の目を惹く水冷機構も前モデルのものをそのまま引き継いでいます。
REDMAGICのロゴが下に来るなどデザイン上の変更点もいくつかみられ、マイナーチェンジながらも後継機として別の製品であることをしっかりとアピール。
カメラは出っ張りの無いフラット構造で5000万画素の広角と5000万画素の超広角を搭載。カメラ性能も十分高いと言えます。
520Hzのショルダートリガーボタンを搭載
側面には空冷ファン用の空気取入れ穴も見えます。
左右のショルダートリガーボタンはタッチ操作も軽快に反応する最大520Hzのタッチサンプリングレート。
赤いスライドスイッチはゲーム機専用モード「Game Space」を起動する、REDMAGICならではのキーです。
側面のデザインは前モデルと変わっていません。
本体サイズは163.82 x 76.54 x 8.9mm、重量は230g。
このボディーサイズに7500mAhという大型バッテリーも内蔵しています。
急速充電は80W。
バイパス充電にも対応しており、長時間のゲームプレイ時もUSBケーブルを刺しておけばバッテリー切れやバッテリー劣化の心配もありません。
業界最高スペックの証
透明ボディーの背面にはSnapdragon 8 Elite Gen 5 Leading Versionの銘板が見えます。
前モデルにはLeading Versionの文字が無く、ここを見るだけでこのモデルが最強のスペックを持っていることがわかるわけです。
ちょっと自慢したくなるポイントでもあるでしょう。
実際に前モデルとの外観の変化を、中国版のシルバーモデルで比べてみました。
左が前モデル、右が今回の製品です。
Snapdragonの銘板の下のLeading Versionの有無や、水冷システムの下のREDMAGICロゴの位置の差がわかるでしょうか。
性能差はわずかだがゲームでは重要な要素
実際にREDMAGIC 11S Proを使ってみると、日常的な用途では前モデルと体感差はほとんどなく、違いが出るのは負荷の高いゲームでわずかにフレームレートや安定性が向上する場面に限られる印象です。
そのため、REDMAGIC 11 Proからの買い替えが必須とまでは言えませんが、ゲームでは「わずかな操作性の差」が勝敗を左右することもあります。
少しでも上のパフォーマンスを求めるのであれば、REDMAGIC 11S Proへの乗り換えは有力な選択肢になるでしょう。
また、これからゲーミングスマートフォンを購入するユーザーにとっても、現時点で業界トップクラスの性能を備えた端末を選べるというメリットは大きいと言えます。
またハイエンドゲームユーザー以外でも、ゲームに特化したディスプレイ性能やショルダートリガーなどの機能を搭載していることで、REDMAGIC 11S Proを購入から2-3年使い続ける、というのもいいかもしれません。
AIスマホとしての未来も
REDMAGIC 11S Proは、AIスマートフォンとして見てもポテンシャルの高い端末だと言えます。
ゲーム中のアシスト機能など各種AI機能に加え、オリジナルキャラクター「Mora(モーラ」を用いたアシスタントAIも利用できます。
さらに、GoogleのGeminiなど一般的なAIサービスももちろん使用可能です。
昨今のゲーミングPCが「AI PC」としても活用されつつあるように、今後ローカルでAI処理を行うエージェント機能やアプリが増えれば、高性能なCPU・GPU・NPUを備えるゲーミングスマートフォンは、AIを快適に扱える「AIスマホ」としての価値もいっそう高まっていくはずです。
REDMAGIC 11S Proはゲーミングスマートフォンとしてだけでなく、今後のAI活用まで視野に入れた「長く付き合える一台」を求めるユーザーにおすすめできる製品です。
高クロック版チップセットによるトップクラスのゲーム性能、水冷と空冷の冷却設計、ショルダートリガーやバイパス充電といった専用機能に加え、AIアシストやMoraなどのAI体験も盛り込まれています。
ゲームとAIの両方を存分に楽しみたい人にとって、現状ほぼ最適解と言える、完成度の高いスマートフォンと言えるでしょう。
▼Photo & Written by Yasuhiro Yamane/山根康宏
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