クローズドベータテストの時点で凄まじい人気を誇っていたRiot Gamesの新作タクティカルFPS「VALORANT」
人気を博している理由を知るべくSaiga NAKにて早速「VALORANT」をプレイしてきたのでそのレビューをお伝えします!
新作タクティカルFPS「VALORANT」が正式リリース!ライアットゲームズが送る至高のFPSが全世界で無料プレイ開始!
新時代のタクティカルシューターはダテじゃない
キャラクター要素と競技性を備えた「VALORANT」は、キャラクターの固有アビリティを使いこなす立ち回り、そして硬派なエイムスキルが求められるFPSゲームです。
ゲームルールは伝統的な爆破ルールを採用していながらも、アビリティの要素を足すことで古臭さを感じさせず、戦術に幅を持たせているのがポイント。
操作は従来のFPSと同じなので、普段FPSをプレイしている人はすぐに順応できると思います。
力の限りを。
最新マップ「アセント」を舞台とする、VALORANT公式リリース ゲームプレイトレーラーをチェック。https://t.co/BHGkjDfP3X pic.twitter.com/B21p2dMMTQ— VALORANT // JAPAN (@VALORANTjp) June 2, 2020
快適なゲームプレイに洗練されたグラフィック
ゲームプレイを開始して真っ先に驚いたことが、ゲームが軽量ながらとてもグラフィックが整っていることです。
ちょうど公式サイトより動作環境が公開されていたのでご紹介します。
なんと約10年ほど前のPCでも動作し、ハイエンドスペックとして推奨されているCPUとGPUは今やローエンドの位置にいます。
これだけ軽いにも関わらずグラフィックは非常に綺麗に仕上がっており、昨今の美麗グラフィックのFPSゲームと比べても決して見劣りはせず、洗練されたグラフィックでした。
美麗グラフィックは没入感が増すので非常に魅力的といえますが、視認性の低下を招きマシンスペックも要求されることになります。
マシンスペックが要求されると参加へのハードルが必然的に上がってしまうのに加え、FPSにおいてはフレームレートの確保が困難になり、昨今ではグラフィックを下げてフレームレートを確保するなどの方法もとられています。
本作はこれらの問題に要求スペックを下げることで対処し、同時にゲームへの参加のハードルも下げているのではないでしょうか。
間口が広く、様々な人がプレイできる環境を提供している姿勢は昨今のゲームにしては珍しくとても好印象です。
エージェント毎に異なる立ち回りで多彩な戦術を楽しめる
現時点で操作キャラクターである11人のエージェントが実装されており、最初に選択可能なのはジェット、セージ、ソーヴァ、フェニックス、ブリムストーンの5名。
残り6名のヴァイパー、オーメン、サイファー、ブリーチ、レイズ、レイナはゲームプレイを通じてアンロックが可能となります。
各エージェントは「デュエリスト」、「センチネル」、「イニシエーター」、「コントローラー」の4つのロールに区分されており、それぞれが得意とするアビリティが割り当てられています。
各エージェントのアビリティを駆使してチームを優位にするのがポイントで、アビリティ同士を組み合わせた連携を行うことも可能です。
これらのエージェントのアビリティによって様々な戦術が生まれるため、奥が深く先が見えない試合展開になります。
決してアビリティによって試合が壊れることはなく、あくまで銃撃戦に重きを置いている事がしっかりと伝わる丁寧な作りです。
正確なエイムを鍛えるために練習場へ行こう
いついかなる場合でも重要なのは、敵を倒すための正確なエイムです。
特にヘッドショットのダメージは大きく、撃ち合いの勝率に関わってくるので練習場に通うことをおすすめします。
本作の練習場は各武器のエイム練習を行えるだけでなく、多種多様の練習モードを備えており、エージェントのアビリティも使用可能です。
基本ルール「アンレート」のスパイク(爆弾)設置やスパイク解除の練習はもちろん、遠方の敵を狙撃する練習や反射神経を鍛えるモードまで備えています。
各練習モードは難易度設定が行えるため、力試しにもってこいです。
特に難易度「ハード」は、目を合わせた瞬間に倒されてしまうほど敵が強く、正確なエイミングが求められます。
筆者はこれまで多くのFPSゲームをプレイしてきましたが、ここまでさまざまな練習が行えるゲームはありませんでした。
どんな場面でも冷静に対応できるよう、練習場でエイムを鍛えておくといいかもしれませんね。
今後に期待すべき点も
非常に完成度が高い本作ですが、今後に期待したい改善点も出てきます。
それは基本ルール「アンレート」ゲームの試合時間が長い点です。
ルール「アンレート」は25ラウンド、13ラウンド先取のゲームモードで試合時間は最長52分に及びます。
試合時間中にダレてしまう点に加え、長時間ゲームに拘束されるためプレイすることを躊躇してしまう可能性があります。
別ルールである「スパイクラッシュ」モードもありますが、ゲームルールが異なるためラウンド数の短い「アンレート」があると更にカジュアルにプレイできるのではないでしょうか。
リリースされてまた数日しか経過していませんが、迅速なメンテナンスやバグの修正など運営の素早い対応には目を見張るものがあります。
今後のさらなる改善に期待しつつ、その動向を見守っていきましょう!
「VALORANT」の詳細は公式サイトからご確認ください!