AZSTOKEの「CEDEC2024」登壇セッションがYouTubeで公開中、山を購入して1年中環境音を収録するSKYSQUAREプロジェクトも始動

イベント情報

2024年8月21日(水)~23日(金)に開催された日本国内最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2024
3日間で200以上のセッションが行われたほか、ブースでもさまざまな展示が行われました。
そんな「CEDEC2024」に登壇した株式会社AZSTOKE(以下、AZSTOKE)のセッションがYouTubeで公開されています!

AZSTOKEが「CEDEC2024」でRIGDOCKS解説

AZSTOKEはゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2024」でセッション発表およびブースを出展!
300を超える独自API「RIGDOCKS」でカスタム!~サウンドクリエイターのReaScript開発~”というテーマで発表した約50分の講演の様子がYouTubeで公開されています。

AZSTOKEは・・・

  • ゲームサウンド作業が膨大
  • ゲームタイトルごとに作り方が異なる
  • Scriptの危険性
  • 自社開発の専属プログラマーは人員確保が困難
  • 未経験にはハードルが高い

・・・といった課題を解決するために「RIGDOCKS」を制作。
執筆時点でBRONZE、SILVER、GOLDの3プランがリリースされており、それぞれにサンプルや日本語ドキュメントが含まれているので未経験からプロの最前線まで幅広い層にマッチします。

4つの特許技術を活用

AZSTOKEはサウンドに関するさまざまな特許技術も取得しており、「RIGDOCKS」のSILVERには「HANDAUTOMER」と「TALKTRON」が、GOLDには「LOUDMATCHIFY」と「MIDDLESCANNER」が入っています。

ボイスの音量調整を自動化する「HANDAUTOMER」

HANDAUTOMER
AZSTOKE公式サイト

声優によるボイス収録はセリフの内容によって音量が大きく変わってしまうため、音の劣化を防ぐために人の手でカーブ調整を行っている現状があります。
しかし大きなタイトルほどそのサウンドデータは膨大。
そこで専用アルゴリズムに基づくカーブの自動生成を行うのが「HADAUTOMER」です。

多言語のボイス調整作業を自動化する「TALKTRON」

TALKTRON
AZSTOKE公式サイト

主言語と指定言語のボイスデータを交互に配置し「HANDAUTOMER」での音量調整と主言語のMaxMomentaryの取得・適用までを全自動で行います。
ファイルの配置ミスが防げるだけでなく、大まかな調整まで自動で行われるので、人の手がかかるのはその後の微調整のみです。

ファイル名に沿った音量調整を行う「LOUDMATCHIFY」

LOUDMATCHIFY
AZSTOKE公式サイト

「LOUDMATCHIFY」は一度設定した指定文字列とラウドネス値の対応をもとに、ファイル名を部分一致で検知して事前の設定に基づいた音量調整が行われます。
さらに指定文字列とラウドネス値の対応を記述した設定データをインポート、エクスポートすることが可能。
チームで均一な作業を実現します。

ミドルウェアの音量変更値「MIDDLESCANNER」

MIDDLESCANNER
AZSTOKE公式サイト

Gold 1.0.0に含まれる「MIDDLESCANNER」はAudiokinetic社のWwiseに対応しています。
開発後半にかけて複雑化していく音量変化量を取得することで、最終音量調整を自動化できるというわけです。
また、リバーブなど特定の経路を除外することも可能です。

「RIGDOCKS」に全部入り!

紹介したこれら4つの技術は「RIGDOCKS」に収録されています。
特にGOLDプランに含まれる「LOUDMATCHIFY」と「MIDDLESCANNER」は、プロサウンドクリエイターほど唸る内容だったのではないでしょうか。

さらにセッションでは「大量の音声を整音し書き出したい」「カットシーンでの素材を置き換えたい」といった要望に応える実演も。
そして!そんな「RIGDOCKS」は全プラン30日間の無料体験が可能です。
気になった方はぜひ会員登録のうえRIGDOCKS-Licenseページから体験版を導入してみてください!

「SKYSQUARE」始動!

MIDDLESCANNER
AZSTOKE公式サイト

AZSTOKEは新たなプロジェクト「SKYSQUARE」を進行中!
なんと山梨県に山を購入しており・・・

  • 365日24時間の環境音収録
  • 重機を利用した大規模フォーリー収録

・・・を実現するために各所とプロジェクトを進めているとのこと。
セッション映像の46:12頃からプロジェクトの概要や実際に重機を使ったフォーリー収録の様子を確認できます。

今後の展開を見逃さないためにもAZSTOKE / ALGAZODIK公式X(@A_Z_Stoke)のフォローをお忘れなく!

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