2023年1月14日(土)に「東京オートサロン2023」の公式プログラムとして開催された国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series Supported by GRAN TURISMO ROUND.3 TOP LEAGUE」
2022年9月11日(日)の第1戦、2022年12月3日(土)の第2戦をふまえて行われた最終戦では、それまで総合1位だった「EVANGELION e-RACING with 広島マツダ」がトラブルによりレース最下位に。
対して総合5位だった「Sengoku Gaming」がレース全体を通して単独走行を見せ、みごと年間総合優勝を果たしました。
・・・というハイレベルな激闘の裏側で、もうひとつの戦いが繰り広げられていました。
その名も「JEGT EXレース」
谷口信輝(@NOB_TANIGUCHI)さん、沢すみれ(@sumiresour)さん、SPYGEA(@spygea_jp)さん、関優太(@stylishnoob)さんの4人がチームリーダーとなって行われたエキシビションレースの様子をお届けします!
eモータースポーツの頂点が決まる!「JEGT 2022シリーズ 第3戦」オフライン会場レポート!
エキシビション「JEGT EXレース」
そして11時ごろからは
スペシャルゲストによるEXレース!
波乱しか起きん!TEAM NOB @NOB_TANIGUCHI
TEAM GEA @spygea_jp
TEAM SEKI@stylishnoob
TEAM SAWA
沢すみれ @sumiresour配信はコチラhttps://t.co/PF0bLc3dcs pic.twitter.com/nZf9Qqhp8Z
— AUTOBACS JEGT GRAND PRIX (@Jegt_GP) January 14, 2023
「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series Supported by GRAN TURISMO ROUND.3 TOP LEAGUE」の興奮冷めやらぬなか開催されたもうひとつの熱い戦いが「JEGT EXレース」です。
なんとスペシャルゲストとしてFNATICのクリエイター部門に所属するSPYGEAさんとZETA DIVISIONのクリエイター部門に所属するStylishNoobこと関優太さんが参戦!
さらに大会の解説も行ったレーシングドライバーの谷口信輝さん、大会の進行アシスタントを務め、レースクイーンとしても活躍中の沢すみれさんを加えた4人がそれぞれチームリーダーとなり「グランツーリスモ7」で競い合います!
コースは「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series Supported by GRAN TURISMO ROUND.3 TOP LEAGUE」と同じ富士スピードウェイを使用。
1チーム3人で構成され、1人3周の計9周勝負です。
スタートは全台がグリッドに停止した状態から始まるスタンディングスタート。
ブーストは強いに設定されているため、先頭から離れてしまった車にも注目です。
選手入場!
選手の皆さんが入場しました!
各チームにはチームリーダーのほかに、企業対抗戦に出場したエントラントから2人ずつ計8人が加わっています。
TEAM NOB
左から「GR_TRESSA × AIRBUSTER RACING」の鷲尾拓未選手、チームリーダーの谷口信輝さん、「WEB OPTION RACING」の深田一希選手。
使用車両は「トヨタ GRスープラ レーシングコンセプト ’18」です。
谷口信輝さん: 見た目からやる気が伝わるでしょ!
まったく自信はないですが、チームの2人にしっかりぶっちぎっていただいて、最後に僕が使い切るという作戦でいこうと思ってます。
TEAM GEA
左から「AUTOBACS」の上野哲選手、チームリーダーのSPYGEAさん、「TOMEI POWERED」の岩本智樹選手。
使用車両は「BMW Z4 GT3 ’11」です。
SPYGEAさん: 僕のチームの2人がすごい強いみたいなんでそこに関しては安心してます。
ただ僕はまだ練習でシートに座ってなくて、ドライバー交代のときにこの身長でうまく座れるのかなという心配が(笑)
TEAM SEKI
左から「HKS e-MotorSport」の尾形莉欧選手、チームリーダーの関優太さん、「eスポーツスタジアム郡山」の中河西宏樹選手。
使用車両は「ホンダ NSX Gr.3」です。
関優太さん: 2人とも完璧な状態で僕に繋いでくれるみたいなんで、僕は法定速度を守ってゆっくり走ろうかなって。
TEAM SAWA
左から「Team EMCxsti」の上保政洋選手、チームリーダーの沢すみれさん、「Team G-7AUTOSERVICE」の河崎峰選手。
使用車両は「SUBARU BRZ GT300 ’21」です。
沢すみれさん: 上保選手がお揃いのマスクを作ってくださったんです。
我々は揃ったときにみんな自信がない!って(笑)
なので先ほど解説の西澤健太さんにパッシングの仕方とハザードの焚き方だけ教わって、そこだけしっかりやっていこうと思います。
レースの準備が進む
実況は鈴木学さん、解説は西澤健太さんが務めます。
実は「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series Supported by GRAN TURISMO ROUND.3 TOP LEAGUE」の審議とポイント集計の合間に行われたこの「JEGT EXレース」
先ほどからは一転、とても和やかな雰囲気でレースの準備が進みます。
沢すみれさんは大会オープニングのSPYGEAさんの話に触れます。
沢すみれさん: 谷口さん、勝ったら車がほしくて・・・テスラがいいです!
SPYGEAさん: いただけるんですか!?
谷口信輝さん: えぇっ?なんて危険な仕事だこれ(笑)
勝ったら谷口信輝さんから車がもらえる・・・かもしれないレースがまもなく始まります!
レーススタート!
ついに「JEGT EXレース」の火ぶたが切って落とされました!
- Player 1: TEAM NOB
- Player 2: TEAM GEA
- Player 3: TEAM SEKI
- Player 4: TEAM SAWA
レースは各ドライバー3周の短期決戦。
タイヤの摩耗も気にせずガンガン攻めます!
各チーム第1走者が密集してピットイン。
この時点で1位は「TEAM NOB」ですがまったくと言っていいほど差はありません!
いつの時代もピットの渋滞はドラマを生みます。
なんとピットの早さで「TEAM SAWA」が1位に浮上!
大きく差をつけて2番手に繋ぎました!
激熱のレース展開を見守るチームリーダーたち。
関優太さんの表情からは、このあとに走るんだという緊張感が伝わってきます。
ピットアウトで1位を譲った「TEAM NOB」ですが、気が付けば再度1位に浮上!
6秒以上の差をつけて第3走者の谷口信輝さんに繋ぎます!
1位の「TEAM NOB」に少し遅れて各チームがピットインしますがここで・・・
ガッシャーン!
なんと「TEAM GEA」がピットでクラッシュ!
さらにホワイトラインカットによって、なんと3秒のペナルティが課せられました。
やはりピットには何かが棲んでいます・・・。
第3走者のチームリーダーがメンバーのアドバイスを受けながら必死に走ります。
プレイしたことがある人ならわかると思いますが、初心者は普通に走るだけでもかなり難しいです。
なかば予想できていましたが、各チームがペナルティを背負って走行します。
同じゲームとは思えないわちゃわちゃ展開!
ペナルティ消化の減速に怒るSPYGEAさん。
1位の「TEAM NOB」を追いかけます!
最下位の「TEAM SAWA」ですが、教わったパッシングだけは忘れません!
鈴木学さんからは「パッシングというのは遅い車を抜くときに使うものです!あなたが遅いんです!」と名実況(?)が飛び出しました。
「TEAM SEKI」の関優太さんは現在2位。
1位の「TEAM NOB」を追いかけますが「あぶなーい!」と絶叫するシーンも。
「TEAM NOB」の谷口信輝さんは「(差が20秒あれば)足りるかな(笑)あとでオートバックスさんに賞金をねだろうかな」とレース中のインタビューに答える余裕も。
さすがプロレーシングドライバーです。
そしてこのままゴール!
みごと「JEGT EXレース」を制したのは「TEAM NOB」となりました!
続いて「TEAM SEKI」「TEAM GEA」「TEAM SAWA」もゴール!
「TEAM SAWA」は4位でしたが最後までパッシングを忘れませんでした。
白熱のエキシビションレースが終了!
― 谷口さん、盤石の体制のレース展開でしたね
谷口信輝さん: ほかのリーダーの実力を知らないないから勝てるかわからなかったけど、それよりもメンバーの2人が早かった!
一希ちゃんがすごくマージン作ってくれて、トップの・・・何くんだっけ
鷲尾拓未選手: 鷲尾です(笑)
谷口信輝さん: 鷲尾くんはね、盛り上げるためにわざと混戦してたらしくて。
俺のために貯金を作る気は全くなかったみたいで(笑)
― 沢さん、レースはどうでしたか
沢すみれさん: すごく楽しかったんです!
メンバーの2人が横からずっと褒めてくれてたので私は上手に走れてると思ってたんですけど、違ったみたいですね(笑)
― 関さん、最後は差を詰めましたね
関優太さん: ゲームならワンチャン谷口さんにも勝てるんじゃないかな思ったんですけど、どんどん差が開いてしまって。
― 途中で叫んでいましたが
関優太さん: 焦ってクラッシュしそうになって(笑)
でもめっちゃ楽しかったです!
― SPYGEAさん、いかがでしたか
SPYGEAさん: もっと走りたいっす!
谷口さんの背中が1回も見えなくて・・・
谷口信輝さん: 俺がドライバー交代してるときピットロードで事件起きてなかった?
SPYGEAさん: 大クラッシュですよ!
でもめちゃくちゃ楽しかったです!
これにて「JEGT EXレース」が終了!
レーサー対ゲーマーの対決はレーサーに軍配が上がりました!
会場には関優太さん、SPYGEAさんのうちわを持って応援するファンの方も見られ、ふだん車やレースゲームに馴染みが無い方にも「グランツーリスモ」の楽しさが伝わったエキシビションレースになったと思います!
時間のかかる「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series Supported by GRAN TURISMO ROUND.3 TOP LEAGUE」の審議の合間に行われたということもファンを飽きさせない素晴らしい工夫ですね。
白熱のエキシビション「JEGT EXレース」の様子はYouTubeチャンネル「JEGT GP Official」の配信アーカイブ(再生時間 1時間40分16秒頃~)からぜひご覧ください!
SPYGEAさんがJEGTの裏側や感想を語る動画を公開!
ゲストとして登壇したSPYGEAさんはその後、自身のYouTubeチャンネル「SPYGEA / スパイギア」でJEGTの感想を語る動画を公開!
動画では大会裏側の映像も収録されています!
JEGTの舞台裏をスパイギアさんのYouTubeにあげていただきました!
ちなみに動画内で触れていただいたキーボードはDucky One 2 Mini (3もあるけど2)のピンク軸です笑
打鍵音がスコスコです?♀️JEGTオートサロンの裏側映像と配信での感想【JEGT】 https://t.co/LYXVm8R4Uj @YouTubeより pic.twitter.com/GZjDXUJn7w
— 沢すみれ?(28) (@sumiresour) January 16, 2023