2023年9月21日(木)~24日(日)まで開催された日本最大級のゲームの祭典「東京ゲームショウ2023」(以下 TGS2023)。
TGS2023に出展した「株式会社レベルファイブ」(以下 レベルファイブ)のブースにて、「イナズマイレブン」シリーズ最新作「イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード」を試遊したのでプレイレポートをお届けする。
「レベルファイブ」ブースをレポート!
国内の大手ゲームメーカーが巨大ブースを展開し、参加者の多くの注目を集める中でブース規模は一回り程違えど、熱量と視線はそれ以上に集めていたのではと思うブースがあった。
そのブース企業の名前は「レベルファイブ」だ!
「レベルファイブ」といえば、謎解きブームを巻き起こした「レイトン教授」シリーズや、スタジオジブリが制作協力をした「二ノ国」シリーズ、ゲーム・アニメに加えてプラモデル展開があった「ダンボール戦記」シリーズ。
そして日本全国の大人も子供も巻き込んだ社会現象となった「妖怪ウォッチ」シリーズと、読者の皆さんも一人一人が強く思い出に残っている作品があるのではないだろうか。
(余談だが、筆者にとってのレベルファイブ関連作品での思い出の一作はPSPでリリースされた「ジャンヌ・ダルク」だったりする。)
その中でも今回、特に注目を集めたレベルファイブの中でも熱狂的なファンが多く、今なお人気を誇っているレベルファイブの柱となる作品が「イナズマイレブン」シリーズだろう。
イナズマイレブン、通称:イナイレといえば、レベルファイブの作品としては初めてクロスメディア展開を行い、ゲームだけなくアニメ、コミックなどの同時展開により、ファンの熱狂的な心を鷲掴みにしたのは間違いないはずだ。
数々の名作を世に送り出し、日本のゲームシーンに多くの影響を与えたレベルファイブが2023年で創立25周年を迎え、TGS2023へ出展した事は多くのユーザーにとって最高の出来事であっただろう。
この25周年という素晴らしい瞬間をTGSというゲームの祭典で体感し、祝いたいと思う多くのファンがブースに集まり、常に人で埋まっていたのが未だ衰えない同社の人気そのものを表していた。
ステージイベントでは日野社長ご自身が登壇したトークイベントや、人気声優・人気芸能人が繰り広げるゲーム情報紹介や遊び心満載の演出を交えたステージが繰り広げられた。
特に会場のボルテージが高まったのが、ゲームやアニメを彩った楽曲を担当したアーティストが出演したライブステージだ。
T-Pistonz、キング・クリームソーダが披露する楽曲にステージ観覧のファンは狂喜乱舞した。
ブース前を通った方や近隣ブースを訪れた参加者、各ブースのスタッフ等多くの人がステージから聴こえる懐かしい楽曲達に目と耳を奪われ、立ち止まってステージを観る姿を多く目撃したのが印象的であった。
今回、筆者は出展作品の中でも15周年を迎えたイナズマイレブンシリーズ注目の最新作として発表された「イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード」を体験させて頂いた。
「イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード」試遊!
DS、3DSと携帯ゲーム機で展開されていたイナズマイレブンシリーズが本作では最新の携帯ゲーム機となるNintendo Switch版だけでなく、PS5、PS4に加えてiOS、Androidへも展開を予定しているという点が驚きの一つだろう。
本試遊ではNintendo Switch版で体験をさせて頂いたが、初代~2作目までをライトに触れながらアニメを嗜む程度に観ていた筆者も懐かしさを感じると共に、現行機に合わせて進化したグラフィック。
そして過去作以上に操作性の観点で更にサッカーゲームをしている感覚を得られる部分がある点に感動した次第だ。
しかし、イナズマイレブンらしさはしっかりと継承されており、全く違うゲームをしているという印象はなかったと思う。
その中には勿論、本作の人気要素である「必殺技」も含まれている。
試合の中でオフェンス、ディフェンスのアクションを成功させてテンションゲージを溜めることで、選手それぞれの必殺技を使える事が出来るのだが、やはり発動した際の演出カットインを観ると心が躍る様な気持ちになる。
この最新作を通して、今の子供たちが新たに「イナズマイレブン」を知ることとなる可能性への期待と共に、その親達の思い出の中にも本作品シリーズの記憶があれば、親子でのコミュニケーションツールにもなり得る点は「イナズマイレブン」の強みでもあるだろう。
筆者が体験を終えて台から離れた際もブース前の試遊希望列は途切れる事がなく、如何に多くの人が最新作を心待ちにしていたかを感じると共に改めて同社の凄さを体感した。
まだまだ発売日が2023年内と詳細は未定となっているが、多くのファンが今か今かと詳細発売日が決まる事を心待ちにしているだろう。
是非、本作をきっかけに同作品に新たな出会いや発見を見つけていただきたいと思う。