シスコシステムズにインタビュー!第2回YUBIWAZA CUPにブース出展してたCiscoのブースで次世代高速無線「Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)」体験&取材!

イベント情報

第2回YUBIWAZA CUPスポンサーブースに出店されていたシスコシステムズ(Cisco Systems, Inc.)の日本法人、シスコシステムズ合同会社(以下、Cisco)にインタビューさせて頂きました。

次世代の高速「Wi-Fi 6」が体験できるCiscoのブース

Ciscoブース
Saiga NAK

PUBGをプレイして、その速さを体験できるのがこちらのブースでした。
PUBGはFPS(ファーストパーソン・シューター)という主人公1人称の視点でプレイするシューティングで、相手を早く見つけて銃を撃つという行動が必要になります。

FPSはネットワーク回線の速度で優位性が出てくるため、プレイヤーの多くが回線速度をかなり気にしています。

Ciscoが展開しているこの「Wi-Fi 6」は次世代の高速回線ということもあり、そういった人たちがその速さを体験しにブースへ集まっていました。

 

そもそも「Wi-Fi 6」って?

そもそも「Wi-Fi 6」ってなんでしょうか?サイガグループのインフラを担ってる、ネットワークエンジニアのLANケーブルマンに聞いてみました。

Wi-Fi 6」はInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略称、IEEE(アイ・トリプル・イー)が定める標準規格IEEE802.11ax」をわかりやすくWi-Fiアライアンスが定めた表記が「Wi-Fi 6」となります。
現行主流は2014年に策定された「IEEE802.11ac」の「Wi-Fi 5」ですが、「Wi-Fi 6」は2019年に策定されたばかりのまさに次世代無線LAN規格となってます。

「Wi-Fi 5」は周波数5GHz帯のみだったのに対して「Wi-Fi 6」は2.4GHzと5GHz両方の周波数帯が利用でき、最大通信速度も9.6Gbpsとスペックだけでもかなり高性能なのがわかります。

さらに混雑しにくく、端末のバッテリー消費も抑えられるという優れもの。
これらの最新技術は日常生活はもちろん、ゲーム業界でも革新的になるのは間違いありません。

ネットワーク体験車両「Cisco Network Experience Vehicle」

そして、その横のブースに停まっているこの車。これがその高速回線を提供しているとのことで、こちらの車についてインタビューさせていただきました。

Cisco Network Experience Vehicle
Saiga NAK

車両の名前は「Cisco Network Experience Vehicle」通称、CNEV(ネブちゃんとも呼ばれるそう)で、車両の両サイドには会場のライブ配信が流れていました。

高速回線の提供や、ライブ中継の配信など、中は一体どういった構造になってるのでしょうか。

Cisco Network Experience Vehicle
Saiga NAK

中に入るとこんな感じで、車の中とは思えない作りに。
右側にノートパソコン、左側に制御パネルがあるのですが、右奥の方にある部分に気になるものが・・・

Cisco Network Experience Vehicle
Saiga NAK

ここがサーバーになっていて、車両の両サイドについているモニターに出力する画面の制御や、データのやり取りなどを制御しています。

CNEVには2台の自家発電が搭載されており、災害地でのインフラ支援などで活躍できる仕組みになっています。
これを積み込んで走るため、大きめのキャンピングカーが最適で、車両を購入して改造しているとのこと。

今回のようなサイネージでのライブ中継や、モニターに写すコンテンツの出力、コンテンツに対してオーバーレイする機能などがオンデマンドで対応できるといったスグレモノで、今回の配信でもそういった技術が使われていました。

また、CNEV の車両奥にはデジタルのホワイトボードが設置してあり、ここに絵を描くことはもちろん、ホワイトボードとカメラを使ってオンラインでのミーティングなどができます。

Cisco Webex Board
Saiga NAK

このデジタルホワイトボードはタッチパネルになっているので、お子さんにはとても人気なコンテンツになるのだとか。

CNEVができた背景をインタビュー

もともとCiscoはPCの周辺機器やネットワーク機器を製造販売してきた経緯があり、近年クラウド化が進む中で、社員の方々からこういったものをやりたいという発案を元に形になったとのこと。

社風として色々なアイデアが社員の方々から出てくるそうで、そんな中でCNEVのようにアイデアが形になるものは結構あるそうです。

今回のようなeスポーツイベントで利用することはもちろん、災害時への支援や流氷の見える場所のようにインフラが無い場所で大きく活躍するとのこと。
セキュリティカメラも搭載しているので安全性も高くて安心です。

CNEVはいわば“走るCisco”といった感じで、Ciscoの技術PR機としての活動が多く、最近では学校へ訪問して体験してもらうといった事もしているそうです。

ゲームも動画配信も支えているのはインフラなので、こういった場所で今の技術を見れるのは非常に興味深いものでした。

YUBIWAZAキャップ
Saiga NAK

YUBIWAZAの帽子がブースに置いてあったのでパシャリ。奥にはPUBGをプレイするブースが。

PUBGもPCだけでなくスマートフォンでプレイするPUBG MOBILEもあり、スマートフォンを用いたeスポーツ大会だと無線でおこなわれる事も珍しくありません。
無線環境での遅延や混雑の問題も「Wi-Fi 6」なら快適な環境でプレイできるので、是非いち早く普及して欲しいですね!

 

Cisco Network Experience Vehicle
Saiga NAK

CNEVは夜もかっこいい!
Ciscoさんインタビューにご協力頂きありがとうございました!


▼Photo&Written by YAT
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