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株式会社ビィ・フォアードにインタビュー!個人利用OKの海外輸送サービス「ポチロジ」はスマホ1台から人力車まで何でも運んでくれる

株式会社ビィ・フォアードにインタビュー!個人利用OKの海外輸送サービス「ポチロジ」はスマホ1台から人力車まで何でも運んでくれる
インタビュー

地球の裏側のゲーマーともリアルタイムに会話しながらゲームができる時代。
インターネットによって人と人の距離はグッと近づきました。
しかし“モノ”だけは転送できないので、どうしても物理的な距離をクリアしなければなりません。
海外の家族に、友人に。日用品を届けたい、ゲームを届けたい。
今回は、そんなニーズに応えた海外輸送サービス「ポチロジ」を運営する株式会社ビィ・フォアードにインタビューしました!
個人の海外輸送が急速に拡大している背景とは?

株式会社ビィ・フォアードの宗藤さん、高瀬さんにインタビュー!

宗藤さん(左)、高瀬さん(右)
宗藤さん(左)、高瀬さん(右)
Saiga NAK
― まずは株式会社ビィ・フォアードについて教えてください

宗藤さん: 2004年3月に創業した21年目の会社です。
中古車輸出をメイン事業に、派生してオートパーツの輸出や国際宅配便事業も行っています。
2023年度の売上高が1,180億円と、創業から21年で約200倍の規模に成長してきました。
世界200以上の国に年間15万台の車両を販売する「BE FORWARD」は越境ECサイトとして日本国内1位とさせていただいています。

― メイン事業のノウハウを生かして海外輸送サービス「ポチロジ」ができたんですね

宗藤さん: はい。
日本には世界に誇れる良い品物がたくさんあるので、あとは世界に送り届ける仕事さえすれば良いよね。というのが始まりです。
2021年頃にECサイトのようにマウスで簡単に“ポチっと物流”という意味を込めて「ポチロジ」が本格始動しました。
すでに持っていた物流網を生かして、物流専門の部隊がお客様の荷物を世界中に運ぶというサービスです。

宗藤さん<
宗藤さん
Saiga NAK
― 個人利用も可能と伺いましたが

高瀬さん: はい、可能です!
単身赴任やお孫さんなど現地にご家族が住まわれているところに対して、海外配送というハードルの高さから問い合わせをいただくことが多いですね。
ユーザーさんのニーズとしては食品日用品の輸出が大多数を占めています。
正直なところ、いろんな物をごちゃ混ぜにして海外に配送するときって通関手続きがまぁ面倒なんですよ。
割に合ってないところもありつつ、やはり皆さんに満足していただけている部分なので頑張っています。

高瀬さん
高瀬さん
Saiga NAK
― いざ実際にサービスを使ってみたい、となったらユーザーは何をすれば良いんでしょうか?

高瀬さん: ポチ、だけでは難しいんですが(笑)
品目や配送先をポチポチポチッとご連絡いただければ、我々のノウハウをもとに個別対応させていただきます。
例えば「象牙はダメですよ」「ワシントン条約でNGです」「リチウム電池が」といったものですね。
我々は“おもてなし”を会社全体のテーマにしていまして、他の業者さんにはない親身な対応が強みのひとつです。

発送したい物に関しては一度我々が持つ倉庫に送っていただき、現品チェックを行います。
その中で問題がある物を取り除いて、配送するというかたちです。

― 問題があれば弾いてくれるんですね

高瀬さん: 他社さんだと少しでもNGな物があったら配送したい物が全てまとめて返品されてしまうことがほとんどです。
例えば食品は原材料単位で判断しなければいけないので物流業界の常識としてお断りしている業者さんが多いところ、ノウハウと熱意でカバーしてその常識をくつがえすことができれば、もっとたくさんのユーザーさんに使ってもらえるだろうというシンプルな発想です。

会社役員やその息子さんとApex Legendsをプレイするという高瀬さん decoding=
会社役員やその息子さんとApex Legendsをプレイするという高瀬さん
Saiga NAK
― ユーザーからのよくある質問はなんですか?

高瀬さん: やはりまずは関税です。
「産業を守るための税金なんですよ」という基本からご説明して、支払い方法に関しては「日本側で先に支払うこともできますよ」といったものですね。
食品はもちろん、意外と知られていないのがエタノール系ですね。
化粧品に入っていることが多くて「せっかくの物が現地で破棄されてしまうのでこれは送らないでおきましょう」みたいなアドバイスもさせていただいています。

― これまでにどんな物を配送してきたんですか?

高瀬さん: 象徴的なものは人力車でアフリカ横断を行ったガンプ鈴木(@gumpsuzuki)さんのお手伝いですね。
スポンサーもさせていただいていて、人力車やそのタイヤなんかも輸送したことがあります。

― かなり大きなものですよね

高瀬さん: 我々はもともと中古車販売を行っているので、どんな大きさのものも運べるんです。
ほかにも大きめのフィギュアや家具、アート作品、ピアノなんかもお任せください。

― 梱包も全て請け負ってくれるんですか?

高瀬さん: もちろんです。
特にアート作品などは他社さんの場合だと非常に厳重にやってくれて、その分お値段も上がってしまいます。
「ポチロジ」の場合はユーザーさんのニーズと相談に合わせて適切な梱包を都度行うことでコストパフォーマンスと満足度が高いという自負があるんです。
アーティスト界隈でも口コミに広がりつつあるようで、非常にありがたいです。

― 運送方法は船になるんでしょうか?

高瀬さん: 航空便と船便を選択できます。
基本的には航空便が早くて高い、船便が遅いけど安いという傾向なんですが、ユーザーさんの要望に合わせることが可能です。
「ポジロジ」公式ページから簡単入力でお見積りが可能なのでぜひ試してみてください。
実はある程度のものまでは航空便のほうが早いし安い、ということもあります。

ランクはプラチナとなかなかのやり込み
ランクはプラチナとなかなかのやり込み
Saiga NAK
― 大きな物の配送に自信を持っているのはわかりました。逆に最小単位だと何を運んだことがありますか?

宗藤さん: 面白い事例としては結婚指輪ですね。
ハワイの挙式場に送りたいということでお問い合わせをいただいたんですが、正直なところ5,000円くらいで送れてしまうのでイメージより安すぎて「本当に大丈夫なんですか?」という疑問の説得が大変でした(笑)

― 改めて「ポジロジ」の強みを教えてください

高瀬さん: やはり月間1万台以上の中古車を輸出しているという物流のスペシャリストの自負はあります。
そのノウハウを法人の方にはもちろん、個人の皆さまにも提供できるというのは大変な強みなのかなと思います。

宗藤さん: 先ほどもお話させていただきましたが、段ボールで送りたい物をドカッと送っていただいて、NGなものだけを返送する。そんなサービスって他に無いんですよ。
全部まとめて返送されたり、破棄されたり、海外に行ってからNGで戻ってきて料金だけ請求されたり。
正直手間ではあるんですが、そこをあえてやるというところに強みがあるんだと思います。

宗藤さんは雀魂を嗜むとのこと
宗藤さんは雀魂を嗜むとのこと
Saiga NAK
― 最後に「ポジロジ」と株式会社ビィ・フォアードの展望を聞かせてください

高瀬さん: 「ポチロジ」は引き続きサービスの拡充ですね。
具体的には集荷サービスの開始に向けて動いています。
さらに手続きを簡略化したいとも思っているので、中古車輸出ではかなり進んでいる自動化のノウハウも「ポジロジ」に転用していきます。

宗藤さん: 我々の一番の強みの物流ですが、特に新興国向けの物流に自信を持っています。
中古車輸出台数のうち約半数がアフリカに行っているということもあり、現状ではアメリカ、カナダ、オーストラリア向けの利用が多い「ポチロジ」に、そういった強みを生かしていきたいと思っています。
加えて、アメリカからシンガポールやアフリカから南米、といった三国間の物流サービスも本格化していきたいです。
今も三国間で繰り返し利用していただいているユーザーさんがいらっしゃるんですが、重量物の三国間配送にも対応しているという何よりの強みを強化していきます。
IPO(新規上場)も目指しているので、引き続き注目していただければ幸いです。

― 本日はありがとうございました

高瀬さん宗藤さん: ありがとうございました!

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