台湾発KOLマーケティングツールiKalaが仙台市のインバウンドに貢献、ICHICOと協業しさらなる事業展開

業界ニュース

新型コロナウイルス感染症の猛威も落ち着き、世界から日本へ、日本から世界への観光が徐々に復活。
特に2024年に入って日本への観光客は増加の一途をたどっており、政府観光局の統計によれば2024年10月の訪日外国客数は2019年同月比を超え、2024年末には2,000万人を超えると試算されています。
しかし!言語や文化の違いによるハードルから海外の観光客を取り込むのは容易ではなく、その多くは都市部に集中。
日本各地の観光業には新たな展開が求められています。
そんななか、iKala Japan株式会社(以下、iKala Japan)は株式会社ICHICO(以下、ICHICO)とともに、アジア販促のノウハウを共有することで解決策を提案しています。

仙台の観光PR事例

仙台に関してのインフルエンサー投稿

宮城県仙台市は外国人観光客の増加を目指して総合広告会社のICHICOに依頼。
インフルエンサーマーケティングを活用したキャンペーンを展開しました。

なかでも台湾人を対象としたキャンペーンでは独自のインフルエンサーマーケティングプラットフォームを持つ「iKala」 が採用。
旅行関連投稿が多く、フォロワーの台湾人割合が45%以上という条件のもと在日台湾人と現地在住の台湾人の2名のKOL(Key Opinion Leader)を起用してInstagramを中心とする動画コンテンツを展開しました。
プロモーション期間は2023年12月5日から12月8日までで、Instagramリール2本とストーリー投稿62本の動画を投稿することで約1万8千人のリーチに成功しています。

動画の内容は仙台と松島の食や観光スポット、体験などを紹介するもので、台湾人観光客にとって有用な情報を提供。
その結果、合計300本以上の保存とシェア、ポジティブなコメントの数々によって仙台市の知名度と好感度が向上し、外国人観光客の消費拡大と仙台・松島エリアの周遊観光が促進されました。

98%が利用している、台湾でのSNSの影響力

InstagramやYouTubeは観光客に向けた情報発信として非常に有効で、多くの企業がこれらのプラットフォームを積極的に活用しています。
もちろん台湾の観光PRにおいても例外ではありません。
台湾におけるSNSの影響力は非常に高く、日本と比べてもクリック率や使用時間が高いことが特徴です。

予算感に合うキャスティングをiKala Japanがサポート

iKala Japan 水田様

海外のインフルエンサーを採用する際、言語の壁だけでなく、円安の影響でコスト面でも課題が発生しています。
しかし、中規模のインフルエンサーを選択することで、費用対効果が向上し、エンゲージメントが高まるという利点もあります。
Instagramのリール動画を制作し、SNSを活用して海外の旅行好きにリーチします。

巨大なインフルエンサーデータベースを持つ「KOL Radar」

iKalaは台湾に本社を構えるグローバル企業で、“AI エンパワーメント”を使命にAI主導のクラウドサービスとマーケティングテクノロジーを提供。
日本では「KOL Radar(ケーオーエルレーダー)」を中心にサービスを展開しています。

「KOL Radar」はAIインフルエンサーマーケティングプラットフォームで、案件ごとにピッタリのインフルエンサーの選定をサポートしてくれるサービスです。
湾、日本、韓国、マレーシア、タイ、ベトナム、シンガポール、香港を対象に300万を超えるインフルエンサーデータベースを抱え、SNSの情報をリアルタイムに収集。
AIを活用してインフルエンサーを分類することで企業や自治体の目的にマッチしたインフルエンサーを導きます。

さらにインフルエンサーを選定した後の案件管理や成果レポートの作成にも対応。
マーケティングの効果測定まで簡単に行えるのが「KOL Radar」の強みです。

観光需要が高まるなか、iKala Japanは言語や文化の壁を乗り越えて効果的な販促戦略を提供しています。
今後も観光業界の発展に貢献して各自治体との連携を強化していく予定とのことで、iKala Japanのアジア販促戦略は多くの企業にとって貴重なヒントになりそうです。