出勤や通学、またどこかへ出かける際などなど毎日お世話になっている方も多いであろう公共交通機関。
一昔前は駅員さんに切符をパチパチしてもらっていましたが、最近ではICカードやモバイル決済など利用手段が多くとても便利ですよね。
そんななか、九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)は2022年7月より三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したタッチ決済の実証実験を行っています。
2022年9月から「Visa」によるタッチ決済の実験が行われていましたが、新たに「JCB」や「Amerian Express」によるタッチ決済が2022年12月5日(月)から始まることが発表されました。
実証実験に新たにJCBとAmerian Expressが追加!
今回JR九州が行う公共交通機関向けサービス「stera transit」を活用したタッチ決済の実証実験ですが、2022年12月5日(月)より新たに「JCB」、「Amerian Express」の2つのクレジットカードブランドが加わりました。
今回タッチ決済の実験に追加となった「JCB」と「Amerian Express」の実証実験は日本国内の鉄道で初の試みとなり、2022年12月5日(月)より対象の駅構内改札口で利用可能となります。
タッチ決済が利用できる対象駅は鹿児島本線の以下の通りです。
- 博多駅(中央改札口・北改札口)
- 吉塚駅
- 箱崎駅
- 千早駅
- 香椎駅(1階改札口)
福岡市内を走る5つの駅が対象となっており、自動改札機に設置しているタッチ決済専用機器に、タッチ決済機能付きカードやスマートフォンをかざすことで列車を利用できます。
タッチ決済で使用できるクレジットカードは、タッチ決済のマークが表示されているクレジットカードが対象となりますので利用する際はご注意ください。
また利用したタッチ決済の乗降履歴は、QUADRAC株式会社のサービスQ-moveから会員登録完了後に、確認することができます。
JCBの日本国内初となるナンバーレスカード発行や、Amerian Expressの不正使用検知システムなど、セキュリティ面が見直されつつあるクレジットカード。
利用できる機会が広がるにつれ悪用などのリスクも高まりますが、ナンバーレスや不正使用検知といった取り組みがあれば安心して利用できますね。
今回の実証実験をもとに各地の公共交通機関での普及が見込まれますので、この機会に発行してみてはいかがでしょうか。
国内初!セキュア認証が可能なQRコードを搭載したナンバーレスカードがJCBより発行開始!
実証実験は2023年3月まで実施予定
2022年7月からの「stera transit」を活用したタッチ決済の実証実験は、2023年3月31日(金)まで行われる予定です。
日常利用・訪日外国人を含む来街者の利便性の向上およびシステムの安定性の確認を検証する目的もある今回の実証実験。
国ごとに改札機で利用できるICカードも違いますし、本格的に稼働が開始すれば国外から日本を訪れた観光客にとって非常に便利なものになりそうです。
タッチ決済の実証実験に関する詳細は、JR九州公式サイトをご確認ください。