群馬県を中心に障がい福祉サービスを運営する株式会社ワンライフは、「eスポーツ」に特化した労継続B型支援事業所「ONEGAME(ワンゲーム)」を2020年6月に開所することを発表した。
eスポーツ × 障がいで新たな可能性
株式会社ワンライフではいち早く障がい者のeスポーツ参加に取り組んでおり、同社が運営する生活介護事業所「iba-sho」ではハンディキャップに向き合いながら、eスポーツを通して夢と希望を追いかけていくプログラムを提供している。
各自の障がいに合わせた機材を導入、専門のコーチを配属しプロを目指してトレーニングを行っている。
2019年8月31日には賞金100万円のオンラインバトルゲーム「League of Legends」を用いた日本初の障がい者eスポーツ大会を開催をした。
この度開所する「ONEGAME」はさらにeスポーツに特化した日本初の就労継続支援B型事業所となる。
選べる3つのコース
「ONEGAME」ではそれぞれの目的に合わせて3つのコースが用意されている。
自分のペースに合わせた無理のないスケジュールで学ぶことができ、目標に向けて進むことができる。
選手コース
最高のパフォーマンスでオーディエンスのハートを掴み取る技術を学ぶ。
- ONEGAMEランクの設定をし、選手コースの施設利用者はひとつひとつの課題をクリアしていくことでランクが上がるシステム。
- ONEGAMEシステムにより、自身の実力が可視化されることで次への目標設定を明確にし、自身のプレイ技術の向上を図る。
イベントコース
プレーヤー、オーディエンス共に心揺さぶるエンターテイメント空間演出技術を学ぶ
- チームとして一つのエンターテイメントを完成させるために何が必要かを議論し、たくさんの企画を演出できる企画力を学ぶ。
- 様々なイベントを想定し、イベント設営に必要な機材に触れながら、1からイベントセッティングできる設営技術を学ぶ。
- 定期的に開催されるONEGAME大会のイベント設営、運営チームとして活躍できる。
実況解説MCコース
声が演出する世界観でイベントのオーディエンスを熱狂させる技術を学ぶ
- ゲームを深く知ることで、ゲーム内で「何が起きているか?」「何がすごいのか?」を声を使い、相手に伝えるための表現力を学ぶ。
- 表現力の練習方法としてゲーム実況を生配信で行うことで言葉遣いやゲームを伝える楽しさを学んでいく。
- 定期的に開催されるONEGAME大会のイベント設営、運営チームとして活躍できる。
新たな活躍の場を提示
労継続B型支援事業所「ONEGAME」はeスポーツは今後「大きな舞台で健常者と対等に戦える新しい場」になると考えているとしている。
eスポーツの世界でその健常者と障がい者の壁を無くし、いずれは日本を代表出来るような団体になることを目指して活動していく。
詳細は労継続B型支援事業所「ONEGAME」公式サイトにて。