世界的テクノロジー企業のテンセントが展開するクラウド事業「テンセントクラウド」は、バーチャルオフィスやオンラインイベントなどで利用できる日本発のメタバース空間「MetaLife」に対する支援を行うと発表しました。
一連のオーディオやビデオソリューションとともに「テンセント・リアルタイム・コミュニケーション(以下、TRTC)」を含むテンセントのメディアサービスが統合され、ユーザーは仮想空間上で時と場所を問わずにスムーズなコミュニケーションが行えるようになるとのことです。
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TRTCを用いて快適なオーディオ・ビデオ体験を確保
テンセントクラウドは、テンセントの20年以上にわたるネットワーク技術やオーディオ・ビデオ技術の経験に基づき、TRTC技術を通じて没入型の仮想環境でユーザーがつながり合えるようMetalifeを支援すると発表しました。
このTRTC技術により、ラグを最低限にした双方向のライブ配信サービスを構築することが可能となり、例えパケット損失率80%の環境であってもスムーズなオーディオ・ビデオ体験を確保することができるとのこと。
また、TRTCはプラットフォームや地域を問わず高い互換性を備えているため、メタバースプラットフォームを構築する上で有力な選択肢になるとしています。
今後の成長が見込まれるメタバース市場
ユーザーが体験を共有し、リアルタイムで交流することができる仮想空間「メタバース」
仕事や買い物、コミュニケーションやコンテンツ消費などの形が変化するなか、顧客との関わりの強化や顧客体験の向上を支援するべく、メタバースソリューションを利用し始めている企業が増加しています。
2021年の世界のメタバース市場の規模は227億9000万ドル(約3兆1700億円)にまで増加しており、需要の高まりについて明らかです。
また、2022年から2030年にかけて世界のメタバース市場は年平均成長率39.8%まで成長するという予想も示されています。
今後、テンセントクラウドが支援を行うメタバース空間「MetaLife」がどのように拡大していくか、動向をチェックしておきましょう。