HP、サブディスプレイ搭載2画面ゲーミングラップトップ「OMEN X 2S」を発表

HP Inc.は自社のゲーミングライン、OMENシリーズからサブディプレイを搭載した2画面ゲーミングラップトップPC「OMEN X 2S」を発表した。

最大の特徴であるサブディスプレイ

「OMEN X 2S」は15.6型のゲーミングノートラップトップPC。
メインディスプレイにはIPS液晶ディスプレイが搭載されているのに加え、キーボード上部に5.98型のフルHD液晶のサブディスプレイが搭載されている。
サブディスプレイはマルチタッチに対応している他、メインディスプレイのいち部を拡大表示することができる「リアルタイムスクリーンミラーリング機能」を備えている。
メインディスプレイ全体をゲーム画面にし、チャットアプリをサブディスプレイに表示させたり、「リアルタイムスクリーンミラーリング機能」でメインディスプレイ内のマップを拡大表示させたりと様々な利用方法ができる。

またサブディスプレイで操作出来る「OMEN Command Center」で各種設定や、現在のPCの状態を確認することも出来る。

HP「OMEN X 2S」製品ページ

メインディスプレイは選べる3種類

15.6型のメインディスプレイは144HzリフレッシュレートのフルHD IPS液晶と、4K(3,840 × 2,160)60HzリフレッシュレートのIPS液晶の2種類が用意されているので、プレイタイトルに合わせて最適なディスプレイのスペックを選ぶことができる。
7月にはNVIDIA G-SYNCオプションや240HzリフレッシュレートのフルHDモデルも用意される見込みとのこと。

高機能が盛り沢山

最新タイトルをプレイするとなると高スペックが求めれる昨今のPCゲーム業界。
「OMEN X 2S」は冷却機構にThermal Grizzlyとの協業により、ヒートシンクとパーツ間に液体金属グリス「Conductonaut」を採用されており、従来のシリコン製のグリスと比べ約10倍という熱伝導率を実現している。
既存の「OMEN X」と比較をした際に、「Apex Legends」のプレイで28%高いフレームレートを記録、Blenderベンチマークで8.5%の高速化したという。

HP「OMEN X 2S」製品ページ

サウンドにはデンマークのオーディオメーカー「Bang & Olufsen」が監修したスピーカーを搭載。サラウンド機能「DTS:X Ultra」も搭載するため、より高い没入感を得ることができる。

キーボードにはRGB lightingが搭載されており、サブディスプレイで操作できる「OMEN Command Center」で簡単に設定ができる。

HP「OMEN X 2S」製品ページ

気になるスペック

OSにはWindows 10 home、CPUが最大8core/16threadのIntel Core i9-9880H(2.3GHz)、GPUにGeForce RTX 2070 Max-Q/2080 Max-Q、最大32GB DDR4-3200メモリ×2。
ストレージは初期の搭載内容を複数から選択できるほか、底面パネルから換装が行えるようになっている。

HP「OMEN X 2S」製品ページ

発売日と価格

「OMEN X 2S」はアメリカで6月発売予定とされ、価格はUSD 2,099.99～。日本での発売は現状発表されていない。
日本HPから発売される場合には詳細は日本HP OMEN by HPのページで紹介されると思われるので、気になる人は都度確認してみよう。
詳細は「OMEN X 2S」製品ページ(英語)にて。