年末年始のまとまった時間を利用して普段より多くゲームをプレイしたという人も多いことでしょう。
そんななかSNSを見ると、各地でこれまで入手困難な状況が続いていた「PlayStation 5」(以下 PS5)が通常販売されており、やっと手に入れることが出来たという声が数多くありましたね。
全国でPS5の爆速ロードに美麗グラフィック、迫力のサウンドを新たに体験していると思いますが、「DualSense ワイヤレスコントローラー」の「アダプティブトリガー」「ハプティックフィードバック」にもびっくりしますよね?
さらに2023年1月26日(木)にはカスタマイズ可能な「DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」が発売されますし、2023年の2月22日(水)には「PlayStation VR2」の発売も控えていますが、既存のコントローラーでは上手く操作することができないというプレイヤーも多くいます。
すべての人がゲームを楽しめるようにアクセシビリティに取り組んできたPlayStationですが、世界最大のテクノロジー見本市「CES」にてゲームのアクセシビリティをさらに一歩前進させるPS5用のアクセシビリティコントローラーキット「Project Leonardo」を発表しました!
自由なカスタマイズ・連携が可能なコントローラー
「Project Leonardo」は自由にカスタマイズできるアクセシビリティコントローラーキットのコードネームです。
コントローラーを長時間持つことができない、1ヵ所に集まった小さなボタンやトリガーを正確に押すことができない、標準のコントローラーでは指をうまく配置できないなど、運動制御に制約があるプレイヤーの多くが抱える課題を解消し、より簡単に、快適に、そして長い時間ゲームをお楽しみいただけるようにサポートします。
自分の操作しやすいように自由にカスタマイズできるように、形状の異なる多様なアナログスティックキャップやボタンなど、交換可能で頑丈なコンポーネントが一式付属しています。
これらを組み合わせることで様々なレイアウトを構成することが可能です。
ゲームパッドからアナログスティックスティックの間隔も調整可能ですので、力の強さや可動範囲、他のデバイスとの連携など、最も操作しやすい構成をすることができます。
ソフトウェア面でもPS5本体のオプションから様々な設定が可能です。
ボタンの割り当てを変更できるのはもちろんですが、「L2」+「R2」といったように1つのボタンに複数のボタンに割り当てることも可能です。
複数ボタンを同時に操作するのが難しい場合でも、1つのボタンで同様の入力ができるようになりますね。
最大3つのプロファイルを保存することができるので、プレイするタイトルによって1番プレイしやすいボタン割り当てを登録しておけば、都度設定しなさなくても簡単に切り替えることができます。
「Project Leonardo」は単体として使用できるのはもちろんですが、他の「Project Leonardo」や「DualSense ワイヤレスコントローラー」とも組み合わせて使用することができます。
最大で2台の「Project Leonardo」と1台の「DualSense ワイヤレスコントローラー」を1つの仮想コントローラーとして使用できるので、用途に合わせて周辺機器と連携させることができます。
複数人で協力して操作することも可能ですね。
また「Project Leonardo」は4つの3.5mm AUXポートを使用して、外部スイッチやサードパーティー製のアクセシビリティ周辺機器に対応。
専用スイッチやボタン、アナログスティックなどを「Project Leonardo」で使用することができます。
すでにさまざまなメーカーがアクセシビリティコントローラーやデバイスを発売していますし、それらを利用してゲームを楽しんでいる人が多くいます。
それらの機器を引き続き使用できるのは嬉しいですね。
アナログスティックの位置を調整できるように、左右対称のスプリットデザインを採用することで、操作しやすい場所に左右それぞれを配置できます。
手に持たずに据え置きでも使用できますので、デスクの上や車いすのトレイに置いたままプレイも可能。
AMPSマウントや三脚に固定することもでき360度の調整が可能、操作しやすい向きに設置してから改めてアナログスティックの「上」を設定できるなど、その人にとって1番操作しやすいように設置が可能です。
現在開発中!続報を待ちましょう!
「Project Leonardo」は現在も開発が進行中で、発売時期や価格は未発表となります。
多くの人がPS5の素晴らしいゲーム体験ができるようになる「Project Leonardo」が、新たなゲームとの出会いを与えてくれる存在になることでしょう。
新たな情報が発表されるのを待ちつつ、最後にソニー・インタラクティブエンタテインメントのデザイナー森本壮さんのコメントをご紹介したいと思います。
各詳細はPlayStation.Blogをご確認ください!
森本 壮さん コメント
Project Leonardoは、PS5製品ファミリーの一部であり、同じデザインコンセプトをベースとしています。
すべてのプレイヤーがPlayStationの世界をともに楽しむというアイデアがきっかけでした。
チームは、アクセシビリティの専門家とともに12種類以上のデザインを検証し、主な課題を解決して効果的なコントローラーの使用へと導くアプローチを模索しました。
最終的に、“スプリットコントローラーデザイン”を採用しました。
左右のサムスティックの位置をほぼ自由に調整でき、コントローラーを手で保持する必要がなく、非常に柔軟にボタンやスティックキャップを交換できます。プレイヤーはそれぞれのニーズに合わせてProject Leonardoをカスタマイズできるため、これが正解という形はありません。
自分に合った構成を自分自身で作り上げることができるのです。
また、アクセシビリティ周辺機器との組み合わせにも柔軟に対応するため、個性的なスタイルを演出できます。
私たちから単一の形を押し付けるのではなく、プレイヤーとのコラボレーションでデザインが完成することが、とても楽しみです
PlayStation®5用アクセシビリティコントローラーキット「Project Leonardo」を発表!
自由にカスタマイズできるコントローラーによって、体に不自由があるプレイヤーの皆さんも、気軽に、快適に、そして長い時間ゲームをお楽しみいただけます。
詳しくはこちら⇒ https://t.co/e8db5430Nn#PS5 pic.twitter.com/84763Psegz
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) January 5, 2023