サムスンの「Galaxy Z Fold8」は、今までにはない新しい形状の折りたたみスマートフォンです。
閉じても開いてもコンテンツを見やすいディスプレイの大きさは、ゲーミング用途にもしっかりと向いていると感じられます。
サムスンが折りたたみ3機種を投入!

サムスンが2026年8月に発売した折りたたみスマートフォンは、「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Z Fold8 Ultra」「Galaxy Z Flip8」の3機種です。
このうち「Galaxy Z Fold8 Ultra」は横折り型のフォールドタイプ。
「Galaxy Z Flip8」は縦折り型のフリップタイプ。
どちらも昨年モデルより薄型軽量化されており、使い勝手を高めました。
一方「Galaxy Z Fold8」は今回初めて登場した形状のモデルです。
まったく新しいカタチのGalaxy Z Fold8

Galaxy Z Fold8の閉じた形状は、一般的なスマートフォンよりも縦方向が短く、横に広くなっています。
縦長の画面に慣れているとちょっと違和感がある一方で、横幅もあるのでアイコンの並びにも余裕があるように感じられます。
ディスプレイサイズは5.5インチ。
手のひらからちょっとはみ出る程度のコンパクトな大きさです。

しかも重量は201gと、本体を横に開くスマートフォンとしては軽量です。
閉じたときの厚みも9.7mmと10mmを切っているのでかなり薄く、実際にに手に持ってみるとその薄さに驚かされます。
そしてこの本体の中に4800mAhのバッテリーを内蔵。
若干少ないかなと思うものの、薄くて軽くて持ちやすいことを考えると、長時間の利用はモバイルバッテリーの併用で対応すればいいと感じさせてくれます。
新体験の4:3型ディスプレイ

本体を開くと7.6インチ、2448 x 1848ピクセルのディスプレイが現れます。
4:3のアスペクト比なので違和感なく使える形状だと言えます。
なお画面輝度は最大3000nits、リフレッシュレートは最大120Hzです。
フロントカメラは内面にもありますが、どちらも1000万画素を搭載します。

開いたときの厚さは4.5mmで、市販のスマートフォンやタブレットと比較しても、ここまで薄い製品はほとんどありません。
折りたたみスマートフォンは開いたときに持ちにくいとも思われますが、Galaxy Z Fold8の縦横サイズは161.4 x 123.9mm。
この薄さもあり、開いたままでも楽に持ち運べます。
コンテンツ表示も良好、ゲームにも向いている

この画面に写真を表示すればいっぱいに広がりますし、16:9のアスペクト比の動画も上下の黒帯部分があるものの大きく表示することが可能。
映画やドラマをじっくり見たいときなど、この画面の大きさならば、一般的なスマートフォンより高い没入感を得ることができます。

そしてゲームアプリを使ってみると、一般的なスマートフォンに比べて、縦方向の表示情報が多くなることに気が付きます。
4:3の比率はPCにも近いため、スマートフォンというよりも超小型のPCやタブレット画面でゲームプレイをしているように感じられます。

本体を閉じた状態でも同様で、余裕あるサイズの画面でゲームプレイが可能です。
ちなみに閉じたときの外画面のアスペクト比は16:10です。
横向にしたときの横幅も一般的なスマートフォンより狭いため、この方向でも持ちやすいと感じます。
分割画面も自在に使える

さらに画面分割にも対応します。
これまでサムスンや他社が販売するフォールドタイプの折りたたみスマートフォンは、本体を開くとほぼ正方形の画面サイズでした。
複数アプリを同時に開くこともできたのですが、縦に並べるのは2つまでだったのです。
ところがGalaxy Z Fold8は横ワイドの形状のため、アプリを縦に3つ並べて使うことができます。

この組み合わせは「2+1」のように、片側に上下で2つ、もう片側に1つという3つのアプリの組み合わせにもできます。
動画再生や写真表示しながら、残り2つのアプリを使う、ということもできるわけです。
縦3分割表示との切り替えもワンタッチで行えます。
縦表示も見やすい

ディスプレイを横ワイド方向に使うだけではなく、縦向きにしても余裕のある表示ができます。
この画面の比率を見ると、超小型のタブレットを使っているように感じられるかもしれません。
実際にブラウザを使ってみましたが、横方向の表示領域が広いためブラウジングも快適でしたし、電子書籍なども読みやすく表示してくれます。
閉じても無理なく使える

外画面でのコンテンツ表示は16:9の動画がより画面いっぱいに再生できるため、混雑している電車の中では閉じたまま動画を楽しむのもよさそうです。
またこの画面ですべてのアプリを使うこともできるので、閉じた状態でも様々な活用ができます。

本体を逆L字型に折りたたみ、若干角度をつければ、このようにスタンド風スタイルとなって、机の上などにGalaxy Z Fold8をおいてコンテンツの再生も可能です。
なおヒンジの位置は、90度開いた状態からある程度閉じた状態まで、途中の位置で止められます。

唯一の弱点と言えそうなのが、ヒンジを開く方向での固定が90度以上ではほぼできないことです。
L字に折り曲げた状態で内部のフロントカメラを使い、ビデオ会議などをする際には、もうちょっと億側に本体を折り曲げたいところですが、これ以上の角度では画面が完全に開いてしまうのです。
この理由は本体の薄型化のためヒンジも小さくなり、途中で止めることができなくなったのかもしれません。
内側のカメラを使う場合は素直にスタンドなどにGalaxy Z Fold8を立てて使うといいでしょう。
モバイルゲーム向きのスマホ

チップセットにはSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを採用、メモリ構成は12GB RAM+256GB ROM、12GB RAM+512GB ROM、および16GB RAM+1TB ROMの3つとなります。
モバイルゲーム向けのスマートフォンと比べるとタッチパッドや効率的な冷却機構、バイパス充電などが無いものの、Galaxy Z Fold8のディスプレイは開いても閉じてもゲーム向きであり、今までのスマートフォンの画面サイズに不満のある人にとって、より高い満足度を得られる製品と言えるかもしれません。
▼Photo & Written by Yasuhiro Yamane/山根康宏
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