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G型構造の3つ折りスマホ、ファーウェイ「Mate XT 2 Ultimate Design」の外観をチェック

G型構造の3つ折りスマホ、ファーウェイ「Mate XT 2 Ultimate Design」の外観をチェック
レビュー

ファーウェイは3つ折りスマートフォン「Mate XT 2 Ultimate Design(以下、Mate XT 2)」を2026年9月7日(月)に中国で発表しました。
2年前に世界で初めて投入された「Mate XT Ultimate Design(以下、Mate XT)」の後継機であり、新しい機構が採用されています。
パフォーマンスも向上しており、世界最強の折りたたみスマートフォンともいえる存在です。

閉じても使える6.5インチ画面

閉じた状態でも違和感なく使えるアスペクト比
閉じた状態でも違和感なく使えるアスペクト比

Mate XT 2は開いた形状から左右に折りたたむことでスリムな形状に変形します。
閉じたときのディスプレイサイズは6.5インチ、2442 x 1140ピクセル。
アスペクト比は19.3:9となり、一般的なスマートフォンとの差はあまりありません。
つまり閉じた状態でも違和感なく使えるわけです。
フロントカメラは800万画素を搭載します。

フラッグシップクラスの高性能カメラ

可変絞りカメラも搭載する

背面には5000万画素の広角、4000万画素の超広角、5000万画素の3.5倍望遠カメラを搭載します。
カメラに関しては他社も含めたスマートフォンの中ではトップクラスの性能であり、カメラフォンとして使うことも十分できます。
しかも広角カメラには可変絞りも搭載されています。

重量はヘビー級クラス

重量は229g
重量は229g

閉じたときの本体サイズは157.2 x 77.0 x 12.3mm。
3枚のディスプレイを重ねた形状であるだけに、厚みはかなりのものです。

また重量は299gと一般的なスマートフォンとしてはかなり重く感じられます。
とはいえ同じ構造の3つ折りスマートフォンであるサムスンの「Galaxy Z TriFold」が309gなので、それよりは軽いのです。

3枚のディスプレイが折り重なった構造
3枚のディスプレイが折り重なった構造

閉じた状態を上から見ると、本体を左右から折りたたんでいる構造であることがわかります。
内側には3つに折りたためるフォルダブルディスプレイを採用し、外側にはもう1枚、閉じた状態でも使えるディスプレイが配置されているわけです。

1枚だけ開いても使える

ディスプレイを片側だけ開いたところ
ディスプレイを片側だけ開いたところ

では本体を開いてみます。
まずは外部ディスプレイの部分を左側に開きます。
すると写真のように縦長表示+閉じた残りの部分、というスタイルになるわけです。
この状態でも開いた画面だけを使うことが可能。

ちなみにサムスンのGalaxy Z TriFoldはこの状態では画面がぼやけた表示となり、使うことはできません。
Mate XT 2はサムスンの後に出てきたG型構造のモデルであり、使い勝手を高めているのです。

物理的なのぞき見防止機構

壁を立てて覗き見を防止する
壁を立てて覗き見を防止する

そして残りの1枚のディスプレイを90度に開くと、正方形の表示画面+壁、という形状になります。
この正方形のディスプレイは一般的な2つ折りの折りたたみスマートフォンと同じ形状です。
そしてその横に壁を立てることで、横からののぞき見を防止できるわけです。
なおこれは反対側のディスプレイを立てても同様のことが可能です。

G型構造でディスプレイを開く

G型の折りたたみ構造
G型の折りたたみ構造

Mate XT 2のディスプレイはここまで説明したように、左右に開くことで大きな画面を使うことができます。
閉じたときの合わせ具合から、この折りたたみ構造は通称U型やG型と呼ばれます。
サムスンのGalaxy Z TriFoldは折りたたむ向きが左右逆ですが、同様の構造となっています。

Z型の前モデルの構造

Mate XTはZ型だ
Mate XTはZ型だ

参考までに、こちらは前モデルのHuawei Mate XTです。
本体をZ字型に、蛇腹のように折りたたむ構造を採用していました。
Z字型は折りたたんだ状態でもメインディスプレイの一部がそのまま外側の画面になるため、G字型のように背面に別のディスプレイを設ける必要がありません。
そのぶんコストや重量を抑えられます。

一方で、写真を見るとわかるように、左側のヒンジ部分は折りたたんだときもディスプレイが外側に出たままになります。
そのためその部分のディスプリエが衝撃に弱く、破損しやすいという弱点もあります。

Kirin 9050 Pro搭載のハイエンドモデル

チップセットはKiron 9050 Pro
チップセットはKiron 9050 Pro

Mate XT 2のチップセットには、ファーウェイ傘下のHiSiliconが設計した「Kirin 9050 Pro」が採用されています。
製造プロセスは7nm級とみられ、回路を2層に積み重ねる独自技術「LogicFolding」を初めて商用化しました。
性能は、CPUがクアルコムのSnapdragon 8 Gen 3並み、ゲームではSnapdragon 8 Eliteに近いと評価されています。
米国の輸出規制で最先端の製造技術を使えない中でも、前世代のKirin 9030 Proから性能を大きく伸ばしています。

10.2インチの大画面が利用できる
10.2インチの大画面が利用できる

本体を開いたときのディスプレイサイズは10.2インチで、3184 x 2232ピクセル。
リフレッシュレートは90Hzと最近のスマートフォンとしてはやや低め。
折りたたみディスプレイのためでしょうか。
このメイン画面にも800万画素のフロントカメラを搭載しています。

なお別売のスタイラスによる手書き入力にも対応しています。

最薄3.5mmのスリムなボディー

3.5mmの激薄ボディー
3.5mmの激薄ボディー

開いたときのサイズは157.2 x 219.2 x 3.5mm。
4mmを切る厚さは驚異的です。
なおこの厚さは閉じたときのディスプレイの無い部分の厚みで、3分割された構造の他の部分はそれぞれ3.69mm、4.0mmとなります。

プライバシーディスプレイも搭載

プライバシーディスプレイ機能も搭載
プライバシーディスプレイ機能も搭載

ディスプレイ設定から画面を横から見たときに暗い表示として見えなくするプライバシーディスプレイ機能も搭載。
これは折りたたみスマートフォンとしては世界初です。
大きな画面のMate XT 2だけに、周りから画面表示はより見えやすくなっています。
プライバシーディスプレイ機能は大きい画面には有用な機能と言えます。

60万円払っても手に入れたい

マルチユース対応の万能スマホだ
マルチユース対応の万能スマホだ

Mate XT 2は大きな画面表示を生かして3つのアプリの同時表示や、正方形+縦長という「2つ折りスマホ+普通のスマホ」的な表示も可能。

価格はメモリ16GB+ストレージ256GBモデルが19999元(約46万8000円)。
最上位のプライバシーディスプレイ搭載品は16GB+1TBモデルが24999元(約58万5000円)で、ケースやスタイラスを追加すると60万円を超えます。

ビジネスからエンターテイメント、ペンを使ったクリエイティブユースなどあらゆる用途に活用でき、しかも普段はポケットに入れて持ち運べるマルチユースな端末だけに、この価格に価値を見出す人もいることでしょう。


▼Photo & Written by Yasuhiro Yamane/山根康宏
Blog: http://www.hkyamane.com/
X: https://x.com/hkyamane/
Note: https://note.com/hkyamane/

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