【TGS2019】大正桜に浪漫の嵐!新サクラ大戦を試遊してきた

レビュー

はしれー こうそくのー ていこーくかげきだんー

広井王子×田中公平の文字を見るだけでこみ上げるものがある、初代サクラ大戦世代。発売当初の学生当時、遊びに行った友人の家でたまたまプレイし、衝撃を受け、友達のお母さんに晩御飯のカレーをご馳走になるまでひたすら遊び込んだ1996年の秋。サターンを持っていなかったため、頼み込んで本体ごとしばらく借りたのは言うまでもない。

今回の東京ゲームショウでの自分にとっての目玉は、まさにこの新作の試遊!プレイステーションブースでの整理券配布は終わってしまっていたため、セガゲームス・アトラスブースにて試遊することにした。

サクラ咲く試遊コーナーへ!

ブース前で配布している紹介冊子を受け取り、列に並ぶ。待ち時間70分。そんなの問題にもならない。

東京ゲームショウ2019で配布されている紹介冊子
Saiga NAK編集部

列に並び冊子のページをめくる。クリエイター陣の紹介から、主要登場人物やゲームシステムの解説など、充実した内容だ。待ち時間も、冊子で復習しながら過ごせばあっという間なはず。

ブース内では20台ほどの試遊台が設置されており、みんな思い思いに主人公の神山誠十郎を動かしていた。新鮮な気持ちでプレイしたいため、列で待機中は、なるべく他のプレイヤーの画面は見ないようにしていた。

かわりに、上段に設置されたモニターでエンドレス再生されているトレーラーをこれまたエンドレスに見入っていた。

新サクラ大戦ブース
Saiga NAK編集部

気分が盛り上がるコーナーの演出

気分を演出するのはトレーラーや冊子だけではない。コーナー自体も桜の木を設置するなど、サクラ大戦感が出ている。
待機列から試遊台に案内してくれる「案内人」も大正浪漫風の和服に身を包んでいる。

花咲く乙女たち
Saiga NAK編集部

いよいよ順番まであと数人。

いよいよ試遊!

スタッフに試遊の説明のカードを渡される。簡単な操作方法と、試遊を楽しむためのヒントが書いてある。

アドベンチャーモード10分、バトルモード10分遊べる仕組みになっている。

オープニング画面
Saiga NAK編集部

そう。この世界観。色々な思い出が蘇る。

アドベンチャーモードではBLEACHでお馴染み久保帯人氏のキャラクターが3Dで動き回る。動作もさることながら表情の変化もすばらしい。

シリーズでお馴染みLIPSシステムも健在で、会話の選択肢によってキャラの心情がどう変化するのか、どうストーリーに影響していくのかを楽しめるのも醍醐味だ。回答しないという選択肢もあり、その場合は「黙ってないで・・・」的な反応が返ってくることもある。

建物を歩き回る時の音楽や、キャラとの出会い、いずれもワクワクする。10分はあっという間で、本作を買ってゆっくり楽しむのがますます待ち遠しくなった。

個人的に好きだった演出はこういうような場面:

ポスター!ポスター!
Saiga NAK編集部

そう、部屋に「愛ゆえに」のポスターが!真宮寺さくらのブロマイドも置いてあり、シリーズファンの心をくすぐる。

バトルパートは3Dでぐりぐり動き回る感じで、かなり攻撃は爽快感があった。自分は方向音痴でよく迷子になるので3Dゲームは苦手なのだが、うまく次の場所がわかりやすいような仕掛けもあり、特に迷うことなく、無事フィニッシュすることができた。

20分という限られた時間であったが、存分にサクラ大戦の世界観が味わえ、また本作品はシリーズのファンでも、はじめてやる人でも、非常に楽しめる作品に仕上がっていることは感じられた。本作に少しでも興味を持っている人は是非東京ゲームショウ開催期間中に試遊してもらいたい。