ゲーマーの体を支え、快適にゲームを楽しませてくれる縁の下の力持ちであるゲーミングチェア。
最近はゲーム時だけでなく、オフィスなどにも導入されるようになりすっかり一般的になりましたね。
様々なメーカーから発売されるようになり、ユーザーは実に多様な選択肢から「これだ!」と思うゲーミングチェアを探すことができるようになりました。
そんな様々なメーカーの中でもひときわ目立つ存在なのは、高級オフィス家具メーカー「ハーマンミラー」ではないでしょうか?
スイスに本社を構えるゲーミングデバイスメーカーLogitech International S.A.(日本法人は株式会社ロジクール)との共同開発によるゲーミングチェア「エンボディゲーミングチェア」を世に送り出したり、定番の「セイルチェア」を鮮やかなカラーリングにした「セイルチェアゲーミングエディション」を発表するなど、ゲーミングチェアに対する本気っぷりに胸が熱くなった方も多いことでしょう。
そんなハーマンミラーが、日本初となる体験型ストア「ハーマンミラーストア青山」を2020年12月11日(金)よりオープン!
オープン前に行われたプレス内覧会にファングラーゲームズも参加し、ハーマンミラーの神髄に触れてきましたのでそのレポートをお伝えします!
オシャレな街・青山にオープン!
ハーマンミラーストア青山がオープンしたのはオシャレな店が立ち並ぶ青山・骨董通り沿い。
取材当日は平日にも関わらず多くの車が行きかっており、高級車やスポーツカー、スーパーカーなどが当たり前のように走っていました。
このあたりを生活圏にできたらヤバそうですね・・・頑張ろう、ビッグになろう。
そんなオシャレな街でオープンするくらいですから、ハーマンミラーストア青山ももちろんオシャレ。
ハーマンミラーファンならずとも思わず立ち寄ってしまいたくなりそうです。
クリスマスが近いこともあって、外観はそれっぽい装飾が施されていました。
筆者は年中モテ期なのでクリスマスとかあえて予定入れない派ですけどね。ハハハ。ハハハ・・・
プレゼンテーション
店内ではハーマンミラーストア青山がオープンするにあたってプレゼンテーションが行われました。
「新型コロナウイルス感染拡大の影響により、在宅勤務をしていた人は7%から突如40%にまで増えました。
何の準備期間もなく在宅勤務をせざるを得なくなった方々はご自宅の設備でお仕事をしていますが、ダイニングのイスや床で長時間パソコンでの仕事をしていると体への負担が大きい。
そうした方々に、体への負担を軽くし仕事の効率を上げるハーマンミラーの“パフォーマンスチェア”を体験していただきたい。」
と語った、ハーマンミラージャパン株式会社の代表取締役社長・松崎勉氏。
ご自身も現在は原則在宅勤務でお仕事をされているそうです。
質疑応答でSaiga NAKが「Logitechと共同開発に至った経緯は?」と質問をしたところ、松崎代表にお答えいただけました。
「ハーマンミラーはオフィス製品を通じて仕事でのパフォーマンスを追求し、Logitechはデバイスを通じてeスポーツでのパフォーマンスを追求しているため、目指しているゴールが同じである点にシナジーがありました。
また、eスポーツのプロプレイヤーは若い方が多いのですが、プレイヤーとしてパフォーマンスを発揮できる期間は短いと言われています。
その期間を延ばすためにハーマンミラーとLogitechがともに研究・開発を進めることでプレイヤーの年代を広くし、そしてパフォーマンスを上げていきたいという話から共同開発が始まりました。」
続いて、ハーマンミラーストア青山のショップマネージャーからもプレゼンが行われました。
「ハーマンミラーストアからお客様へ一番にお伝えすることは、座り姿勢の大切さです。
当社のエルゴノミックアドバイザーがお客様に正しい座り姿勢と最適なパフォーマンスチェアをご提案致します。」
さらに正しい姿勢で座ることの大切さについての説明が行われます。
横から見たとき、背骨がSの字になっている姿勢が良いということや、間違った姿勢でいると椎間板ヘルニアになるリスクが高まるということなど、分かりやすく説明をしていただけました。
学生時代に椎間板ヘルニアを患った筆者。もっと早くハーマンミラーを知っておけばよかった・・・!
正しい「座り姿勢」をレクチャーしてもらうことに
それではいよいよお楽しみのパフォーマンスチェア体験です!
エルゴノミックアドバイザーの方についていただき、チェアの操作方法や正しい座り姿勢についてのレクチャーを受けることができました!
まず大事なのは「深く腰掛ける」ということ。
座面の一番奥にお尻をつけることが重要なんだそうです。
深く腰掛けたら、太ももが浮かない、ヒザが90度に曲がる位置になるようイスの高さを調整します。
お尻だけに負荷がかからないよう、太ももにも分散させるのが大事。
Saiga NAKのオフィスでも使っているハーマンミラーの「セイルチェア」は、座面を前後にスライドさせて調整することができます。
この機能を使って、座面の端とヒザ裏の隙間が指2本入る程度になるよう調整します。
そしてしっかりと背もたれに背中をつける!そうすることで背骨がSの字の形になるそうです。
ついつい前かがみになってしまいがちですが、そうすると背骨がCの字に曲がり体を痛めることに。
背もたれはちゃんと使いましょう!
それから、実はアームレスト(ひじ掛け)にも適正な位置があると教えてもらいました。
ひじ掛けの高さを机の高さと同じくらいにして、そこにひじをしっかりと置く。ひじ掛けを使わないと首や肩に負担がかかるんですって。
机が低すぎたり高すぎたりすると意味がないため、机の高さも自分に合わせて選んだほうがいいですね。
ノートPCで作業をする人は目線が下になってしまいがちですが、これも体への負担が大きくなります。
モニターの高さは、モニターのサイズにもよりますが上辺が目線の高さになるくらいに調整するのが正解だそうです。
また、距離は手を伸ばしたあたりの位置が適正。
うーん、高さまでは気にしたことなかったなぁ・・・
「“座る”というのは、実は体への負担が大きいんです。間違った姿勢で座っていると、立っている状態の2倍近くもの負担が体にかかります。
休もうと思って座っても実は体を痛めてしまうということになります。
正しい姿勢で座ることで、立っている状態とほぼ同じくらいにまでその負担を減らすことができるんです。」
立った状態より座った状態のほうが負担が大きいというのは驚きですね!
負担を減らすことがいかに重要かよく分かりました。
オフィスやゲーマーでの「あるある」な姿勢を考えてみるとどうでしょうか?
やっちゃいけない間違った座り姿勢
ゲーマーだとゲーミングチェアの上であぐらを書いてプレイをする、という人も多いようですが、体への負担を考えるとかなりきついですね。
体はCの字になってしまっていますし、ひじ掛けも使えていません。負担も分散できていませんね・・・
浅く座ってもたれかかるのもよくやってしまいがち。これは負担が分散されないため体への負担大です!
実際、筆者が椎間板ヘルニアになったときも、この姿勢で座ってゲームをしてました・・・
仕事中にやりがちな前かがみの姿勢。背中がCの字になってしまっていますね。
背もたれにしっかりよりかかるようにしましょう!
女性に多いという、浅く座った姿勢。
背中はSの字ですが、負担の分散ができていないためNG。しっかり深く腰掛けましょう!
まずは正しい座り姿勢を知ることが大切。
ハーマンミラーストア青山を訪れた際は、見るだけでなく実際に座って正しい姿勢を体感してみるのが絶対にオススメです!
早速筆者もオフィスにあるセイルチェアを調整し、正しい姿勢でこの記事を執筆しています。
楽なだけでなく集中力や没入感もかなりアップ!ハーマンミラーのセイルチェアを使っててよかった!
ベッドで寝るのと同じくらいチェアにも座ってる!
「1日のうち6~8時間はベッドで過ごしているので寝具にはこだわったほうがいい」というのはよく聞きますが、よくよく考えたらパソコンを使ってお仕事をされる方も実は寝具で寝るのと同じくらいの時間イスに座っています。
そう考えるとチェアにもこだわったほうがいいのは当然ですね。
ハーマンミラーのセイルチェアは実際に使っていることもあってオススメなのですが、ハーマンミラーのチェアはそれだけではありません。
ハーマンミラーストア青山に展示されているチェアのご紹介やゲーミングチェアの体験など、まだまだお伝えすることはたくさんあります!
内覧会の様子の続きは近日公開!どうぞお楽しみに!