日本テレビ放送網株式会社(以下、日テレ)は、eスポーツオンライン大会プラットフォームを提供する株式会社JCGを子会社化したことを明らかにしました。
eスポーツ大会やイベントの企画運営へ本格参入し、さまざまなスポーツ大会やその放送を手掛けてきた強みを掛け合わせることでビジネスの拡大を加速していく狙いがあります。
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日テレがJCGを子会社化
2023年9月5日(火)、日テレは株式会社JCGの子会社化を発表しました。
日テレは2018年からeスポーツ事業に参入。
eスポーツ番組「eGG」の放送や、株式会社ポケモンと高校生大会「ポケモンユナイト甲子園」を共催するなど積極的に事業を展開しています。
さらにeスポーツ専門子会社のアックスエンターテインメント株式会社を通じてプロeスポーツチーム「AXIZ(アクシズ)」も運営。
執筆時点ではリーグ・オブ・レジェンド部門、Shadowverse部門、第五人格部門が活動しています。
一方で株式会社JCGは日本最大級のeスポーツ大会プラットフォーム「JCG」を運営しているほか、同プラットフォームを活用して「Pokémon UNITE Challenge DAY」や「JCG Shadowverse Open」といった公式コミュニティ大会を主催しています。
これまで以上にハイクオリティーなeスポーツ大会・イベントの開催へ
株式会社JCGは日本最大級のeスポーツプロバイダーとして年間1,000回以上のeスポーツ大会開催実績があり、ゲーム大会に関するノウハウや実況中継配信スタジオなどの強みを持っています。
そこに日テレが持つさまざまなスポーツ大会やその放送で培ってきた強みを掛け合わせることで、これまで以上にハイクオリティーなeスポーツ大会・イベントの開催を実現していく狙いがあるとのこと。
eスポーツは2023年9月から行われる第19回アジア競技大会で初の公式メダル競技になることが決まっており、2026年に愛知県で開催される第20回アジア競技大会でも継続して公式メダル競技の採用が決定しています。
日テレは今後ますます盛り上がりを見せるeスポーツ市場をプロバイダーとメディアの両側面から牽引していく役割が期待されます。
日テレ 代表取締役社長執行役員 石澤顕氏のコメント
PR TIMES日本テレビグループは「中期経営計画 2022-2024」の柱の一つに「新規ビジネス創出の加速」を掲げ、社内インキュベーションからの新規事業の確立と新規事業領域への投資に積極的に取り組んでいます。
eスポーツは2018年に対戦チーム発足以来、取り組みを進めて来ましたが、この度、JCGに参加していただくことでさらなる加速に大変大きな期待をしています。
eスポーツにも代表されるような、既存のテレビ放送の枠にとらわれないデジタル世代の新しいコンテンツビジネスの開発に、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。
日テレ 社長室新規事業部 小林大祐(JCG代表取締役会長 就任予定)氏のコメント
PR TIMESこの度、eスポーツ大会運営の老舗で代表的企業であるJCGとご一緒できることを大変嬉しく思っております。
数々のeスポーツ大会を手掛けてきたJCGの実績とノウハウ、そして大会システムやスタジオといった独自の強みと、日本テレビのメディアパワーやコンテンツプロデュース力を融合し、日本テレビグループが手掛けるeスポーツの拡大を加速することができます。
この取り組みを通じで、日本のみならず、世界のeスポーツファンに感動と興奮をお届けするeスポーツの創造に尽くしてまいります。
株式会社JCG 代表取締役CEO 松本順一氏のコメント
PR TIMESこれから日本テレビグループの一員としてeスポーツの未来に向けて新たな一歩を踏み出せることに胸躍らせるとともに、その責任を強く感じております。
JCGは2013年の事業開始以来、eスポーツファンが楽しめる場を提供し続けることを理念とし、年間1,000回以上のeスポーツ大会/イベントを開催する中で、eスポーツスタッフの育成、大会管理システムや配信スタジオの整備など、その土台作りに取り組んできました。
これらJCGの強みと日本テレビグループのメディア力とのシナジーにより、eスポーツ事業の成長と新サービスの開発をより一層加速させ、ファンやコミュニティの皆様にさらなる感動と喜びを提供してまいります。