任天堂株式会社は2024年11月6日(水)に第2四半期決算説明会兼経営方針説明会を開催。
Nintendo Switchの後継機種について、Nintendo Switch向けソフトウェアも遊べる後方互換に対応することを発表しました。
Nintendo Switch後継機種は後方互換に対応
古川です。本日の経営方針説明会で、Nintendo Switchの後継機種ではNintendo Switch向けソフトも遊べることを公表しました。また、Nintendo Switch Onlineも後継機種で引き続きご利用いただけるようにします。これらNintendo Switchとの互換性を含む後継機種の詳しい情報は、後日改めてご案内します。
— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) November 6, 2024
任天堂株式会社は2024年11月6日(水)に第2四半期決算説明会兼経営方針説明会を開催。
IRサイトにもプレゼンテーション資料を公開し、Nintendo Switchの後継機種ではNintendo Switch向けソフトウェアも遊べることを発表しました。
これまでファミリーコンピュータやスーパーファミコン、ゲームボーイ、ニンテンドー64、ニンテンドーDS、Wiiなど新しいゲーム機には新しいソフト形態が採用されており、そのたびにユーザーは新しいソフトを購入する必要がありました。
特に昔のゲームをプレイするために押し入れからゲーム機を取り出して・・・というのは不便でしたよね。
ニンテンドーDSでゲームボーイアドバンスのソフトが遊べたり、Wiiでゲームキューブのソフトが遊べたりと一部機種には互換性があったので、任天堂の哲学としてそれを否定しているわけではないようですが、そう簡単に実現できるものではないのでしょう。
しかし!2025年3月までに発表予定とされているNintendo Switch後継機種では、現在発売されているNintendo Switch向けソフトウェアも遊べることが判明。
また、Nintendo Switch時代の購入履歴や遊んだ記録をニンテンドーアカウントによって引き継いでいけることや、Nintendo Switch Onlineについても後継機種で引き続き利用していく方針とのことです。
Nintendo Switch後継機種に関する発表も待たれます。
好調の前年同期と比べ減収減益も将来性をアピール
経営方針説明会では、前年同期と比べて経常利益が61.3%減と大幅減益であることを発表。
しかしこれは前年同期に「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」や「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が好調であったことに起因すると説明しており、Nintendo Switch関連の売上は8年目のプラットフォームとして高い水準を保っていると説明しています。
また、Nintendo Switch発売以来の業績推移の向上や「マリオ」「ゼルダの伝説」「ポケットモンスター」といった各IPとの協力による販売規模の拡大もアピール。
2026年4月には「マリオ」の新作映画を劇場公開予定で、さらに「ゼルダの伝説」の実写映画の企画開発も進行中です。
さらに2021年に大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンでオープンした「スーパー・ニンテンドー・ワールド」は、2023年にユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでもオープンしました。
2025年5月22日(木)にはアメリカ・オーランドでオープン予定で、その後シンガポールでも展開される予定です。
2024年中にはドンキーコングをテーマにした新エリアもユニバーサル・スタジオ・ジャパン内に拡張予定で、テーマパーク事業は新たな柱として十分機能しているようですね。
任天堂株式会社は「私たちは、これからもお客様⼀⼈ひとりと⻑期的な関係を築くことに努め、任天堂らしい娯楽の提案を通して、⼀⼈でも多くのお客様に笑顔になっていただけるよう、取り組んでまいります。」と締めています。