2019年11月22日、ASUSのゲーミングブランドROG(アールオージー)から、ROG Phone Ⅱが発売されました。
ゲームに特化したゲーミングスマートフォンとして、最強スペックとも言われるこの一台。
その実力ははたしてどんなものなのか・・・、ASUSより実機を貸して頂いたので、サイガナック編集部が実際に確かめてみます。
ガチスペックのゲームチェンジャー。性能がエグい!
CPUには現時点で世界最速を誇るQualcomm®︎ Snapdragon™️ 855 Plusを搭載し、メモリも今発売されているスマホの中でトップの12GB。
冷却システムにはベイパーチャンバーを採用し、さらに付属の冷却ファン「AeroActive CoolerⅡ」で発熱によるパフォーマンス低下も心配なし。
120Hz駆動の6.59インチアクティブマトリクス式有機ELディスプレイは、ヌルヌル動き発色も鮮やかでストレスゼロ!
このように、ROG Phone IIは「ゲームチェンジャー」を自称するにふさわしいハイスペックっぷり。
しかし、「いやいや、そうは言っても実際はどうなのよ?」とあくまでも現場主義なサイガナック。
ハードルは高ければ高いほど倒れやすいもの。ASUSさん、お手並み拝見いたします!
と、いうわけでいつもの開封の儀
「今日も気分はパラダイス」と答えたくなるような三角形の箱。
トムになったつもりで側面から引き抜くと、本体・付属品が現れます。
ガジェット感のある配置です。なかなかのサイズですが、この箱に入れて持ち歩きたい。
そして使う時はスッと取り出したい。オフライン大会ではこれだけでかなりの威嚇効果があると思います。
右面にあるのは冷却ファンのAeroActive CoolerⅡ、左が本体です。
付属品一覧。バンパーの「Aero Case」が標準でついてきます。
AeroActive CoolerⅡとの同時装着が可能なスグレモノ。専用品だからフィッティングも完璧です。あと単純にデザインがかっこいい。げーみんぐすまほ感ある。
BlackBerry KEY2との比較。
6.59インチのワイド型ディスプレイはKEY2の全長よりも長くなっています。覚えやすいですね。
裏面は銅色のGameCoolⅡがちらりとアクセントに。これヤケドするのでは?と思いましたが、プレイしてて指が触れることはありませんでした。ちょうど良い位置にあるようです。まさに妙技。
起動!そしてようこそ。各種設定を済まし、早速ゲームをインストール。
画面のヌルヌル具合は普段の操作から体感できます。タッチ感度も良好です。
インストールの間にAero Case、AeroActive CoolerⅡを装着。取り付け後もデザインを損ねていないのが良いですね。
ちなみにAeroActive CoolerⅡの下部には、充電デッキとイヤホンジャックが備わっています。
それではゲーム開始!インストールしたのはもちろんPUBGモバイル。画面設定など、ここぞとばかりに負荷をかけまくります。
そういえば、アプリの起動も心なしか早いような。起動直後のカクつきも一切なし。ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙!!と身もだえずにゲームを始められます。
ストレスなしでゲームができる。なんてうれしいんだろう。ん?何か今話しかけられたかな?
「今日、ドン勝するまで帰れないよ」
えっ、聞いてない。
6.59インチの超ワイドディスプレイは操作性◎
戦闘開始。まず思ったことは「やっぱりディスプレイが広いのはいい!」
操作する指が視界の妨げにならず、操作の自由度が高いですね。
また、画面の発色もよいので、索敵が本当に楽。ROG Phone IIにしただけで、索敵能力が3倍は上がった気になります。先に見つけ、先に撃つ。「ファーストルック・ファーストショット」が実現しやすくなるため、生存確率も高いのではないでしょうか。
ところで、何か大事なものがないと思いませんか?そう、ヘッドホンです!実は、あえてつけていません。
バッテリーやディスプレイのスペックに目が行きがちでしたが、実はROG Phone II、音質も抜群にいいです。
敵の足音や銃声が立体的に、かつクリアに聞こえるため、目だけでなく耳も没入感を高くプレイできます。
ヘッドホンなしでもどれくらい戦えるか試すため、今回のプレイでは未着用としてみました。
危なげなく終盤まで突入し、残るプレイヤーはあと10人。
普段ならこのあたりでスマホの発熱でパフォーマンスが落ちてきたり、バッテリーが大丈夫か気になるのですが、ROG Phone IIは違います。
「そんなにプレイに熱くなるなよ」とでも言わんばかりに本体はヒエヒエ。
バッテリー残量に至っては、気にするほうが無駄なくらい減っていません。30分のプレイで5%程度しか減っていませんでした。みるみるバッテリーが減るような位置情報を使うゲームなどにも最適か?
画面が広く操作がしやすく、そして入力を正確にキャッチしてくれるので、とっさの操作にもしっかり反応してくれる。
自分の腕が1ランクも2ランクも上がったような気になってきます。前述のとおり、索敵も楽なのでノーダメージのまま、なんと残り2名。決勝戦を迎えることになりました。
安全地帯へ先回りし、地に伏せ、ただ機を待つ。
2位はラッキーでなれる。しかし、ドン勝はラッキーだけでは勝てない。
幸運と、もうひとつ必要なもの。それは・・・。
実力じゃない!ROG Phone IIだー!!!
なんと、レビュー開始一発目でドン勝を獲得しました。
ROG Phone IIの性能に疑いの余地なし。誰ですか?「ハードルは高ければ高いほど倒れやすいもの」なんて言ったのは。
勝ちたい?それなら迷わずROG Phone II
画面の見やすさ、音の良さ、良好な操作感、安定した性能、そして長寿命バッテリー。
勝つための5大要素をすべて兼ね備えた、まさにゲーミングスマホ界のイチローとでも呼ぶべき、ROG Phone II。
いかがだったでしょうか。ゲーミングスマホをお探しなら、きっと満足できる一台です。