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福岡で開催されたEVO Japan 2019に参加してきたので感想と考察

福岡で開催されたEVO Japan 2019に参加してきたので感想と考察
イベント情報

先日おこなわれた、世界最大規模のeスポーツ大会のEVOに参加してきた。アメリカや日本各地で開催されており、今回のEVO Japan 2019は福岡自治体の誘致により、福岡で開催される運びになった。
自分にとっても、他のメンバーにとってもはじめてのEVO。というより、自分にとっては初めてのeスポーツ大会だ。でも、ゲームは元々大好き。ストリートファイターIIど真ん中世代だし、息抜きと称して受験勉強そっちのけでゲーセンに通った世代だ。

EVO Japan 2019会場入り!

Redbull-esports
RedBullガールズ
Saiga NAK

そんなゲーム好きにとって、こんな大規模なゲームイベント、興奮しないわけがない。選手じゃないけど。

イベント初日の午後一に福岡入りし、受付を済ませる。エントランスエリアでは、もはやこういうイベントでは定番となっているRedBullガールズが出迎えてくれた。

アケコンを抱えた選手が多数出入りするなか、扉をくぐるとそこは配信で見たゲームの世界だった。

コスプレイヤーも多数参戦

ポーズをとるコスプレイヤーさん
Saiga NAK

企業ブースの前でポーズをとるコスプレイヤーも居るし、ゲームのプレイ音はいたるところから聞こえ、人気プレイヤーの後ろには人だかりが出来ていた。見るのと来るのでは臨場感がまるで違った。対戦エリアを抜けた奥にはステージが用意されており、設置された大画面には有力プレイヤーの対戦が写し出されていた。EVO Japanに来たのだ、と実感した。

来場者は1.3万人にも登る?

EVOJapan-Stage
EVOJapan会場@福岡国際センター
Saiga NAK

展示を見たい気持ちを抑え、早速バトルのステージとなってる島を覗く。人人人。
ところ狭しと並んだ筐体とモニターの前には、歩くスペースも無いぐらい人がおしつめていた。画面の中でしか見たことがない国内外の有名選手が目の前におり、そのスティック捌きを一目見ようと各所で人だかりができていた。

2階にあがると、そこはサイドイベントをやっており、メイントーナメントタイトルには選ばれなかったものの、根強いファンがいる有名タイトルや、懐かしい!や、どこからこのゲーム引っ張ってきた!?なレアなタイトルまで、これまた楽しそうにプレイする人たちが画面を囲んでいる。

海外選手も多数参戦

15分ほど歩き回り驚いたのが、とにかく外国人が多いこと。数々の名作格ゲータイトルを産んだ国ということもあるだろうが、自分たちより強い人を倒しに福岡の地に世界中から集まっていることに、格ゲーコミュニティの結束の強さと熱意を感じる。
トーナメントの合間で何人か選手のインタビューをさせてもらったが、話してて本当にゲームが好きなのが伝わる。
(インタビュー記事は後日掲載予定)

次はメインステージへ

evojapan-stage
EVOJapanメインステージ
Saiga NAK

用意された3つのステージでは、ステージにあがって対戦しているメイントーナメントタイトルの選手達のプレイ映像が映し出されていた。解説にも熱気がこもり、観客をもりあげる。対戦エリアに目を戻すと、相変わらず観戦者に囲まれプレイする選手たち。腕に覚えがある猛者たちに見られながらプレイするのは結構緊張しそうだ。だが、それを気にする暇も無いぐらい集中してプレイしないと頂点にたどり着けないのが格ゲーの世界。1フレームの判断の遅れが命取りになる。

こう書くとすごいハードルが高い世界のように思える。大勢の実力者に囲まれながら自分の実力を発揮しないといけない。そしてトップ選手ともなれば思考より早く手が動いているのではないか、と思うほどの反射神経と判断力を持ち合わせている。
ただ、イベントがそういう人たちしか受け入れないか、というとそうでは無い。話した選手の中には初めて参加した人も居た。遅延という技術的な問題はさておき、オンライン対戦だけではなく、面と向かって対戦することはゲーセン文化同様、格ゲーの文化に根付いているように思えた。大会なのでレベルが違う人が居ても当然。でもそこにはゲームという共通言語で語り合う文化は存在する。
考えてみれば、これって普通のスポーツと同じだ。レベルの違いは当然存在するけど、だからと言って他の選手やチームと対戦しないわけじゃないし、例え勝てなくても、そこから得られるものは確実に存在する。

海外参戦者は4割!

外国人が多いという話をしたが、お互い言語が通じなくてもゲームを通じたコミュニケーションは確実に存在する。そして、あらゆるレベルの人たちを受け入れてくれる。それを馴染みの数人ではなく、数千人単位で感じることができるのがEVO Japanのような大会の醍醐味のひとつだと思う。

そしてもうひとつの醍醐味として感じたのがレベルの高い対戦によって得られる精神的な刺激。よく知っているタイトルも、あまり馴染みのないタイトルでも、壇上で繰り広げられる激しい攻防を見ると、ふつふつと湧き上がる格ゲー魂のようなものを感じずにはいられない。プレイ映像だけではなく熱のこもった実況、仲間や同郷の競技者を応援する姿。早く帰ってプレイしたい。ステージを見ながらメンバーがつぶやいた言葉に激しく同意。

はじめてのアケコン

joystick2019
MadCatz社のアケコン
Saiga NAK

この熱が冷めないうちに、ということで家に帰ってから早速最近始めた格ゲーを起動した。まだ思い通りの操作は出来ないが、以前よりも間違いなく高いモチベーションでゲームが出来ているのは間違いない。標準コントローラーでは操作しづらい部分を補完すべく、人生はじめてのアケコンを購入した。
いきなり全国大会に参加するのは難しいかもしれないけど、地域の大会なら腕試しとして参加してみたいな。

福岡で開催されたEVO Japan 2019に参加してきたので感想と考察
福岡で開催されたEVO Japan 2019に参加してきたので感想と考察

saiganak.com編集部Mです。自分にとっても、他のメンバーにとってもはじめてのEVO。というより、自分にとっては初めてのeスポーツ大会だ。でも、ゲームは元々大好き。ストIIど真ん中世代だし、息抜きと称して受験勉強そっちのけでゲーセンに通った世代だ。