中国メーカーのスマートフォンのカメラ性能の向上は目を見張るものがあり、望遠レンズを装着して超高場率撮影可能な製品も増えています。
OPPOが日本でも発売した「Find X9 Ultra」は最大200倍の撮影が可能。
レンズをつけた姿はもはやスマートフォンとは思えぬ外観になります。
ゲーミングにも最適な高性能スマホ

Find X9 UltraはチップセットにクアルコムのSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載するハイスペックなスマートフォンです。
6.82インチのディスプレイは解像度が3168 x 1440ピクセル、リフレッシュレートは最大144Hz、最大輝度は3600nitsで、高性能ゲームにも十分対応します。
さらにカメラは業界最高クラスを搭載。
「何でもできるスマホ」それがFind X9 Ultraと言えるでしょう。
ハッセルブラッド風の本体デザイン

ブラックモデルの背面デザインは、高級カメラを思わせるシックかつシボを入れた仕上げ。
左側にはOPPOのロゴ、中央にはカメラ技術で提携しているハッセルブラッドのロゴも入ります。
シャオミがライカと協業、ソニーやvivoがツァイスとコラボしているように、OPPOのハイエンドモデルも老舗のカメラメーカーと技術提携しているのです。

本体の右側面にはオレンジ色のボタンも搭載しています。
これはハッセルブラッドのカメラ「XD2」などのシャッターボタンなどに採用されている、同社のブランド象徴カラー。
このワンポイントがあるだけで、Find X9 Ultraがハッセルブラッドの流れをくむスマートフォンであることがわかるわけです。
独自の「Mind Space」などAI機能も強化

左側面にもボタンがありますが、これはAI機能やマナーモードなど、指定された設定を切り替えて使うことのできるショートカットボタンです。
ぜひ設定したいのがAIデータベースノートと言えるOPPO独自の「Mind Space」への割り当て。
ボタンを押すと画面の内容をスクショして内容をAIが自動要約。
ボタンの長押しで録音もできます。
そして蓄積されたそれらのデータを、後からAIで検索してまとめることができるわけです。
ブラウザでのニュース、ショート動画でのお店情報など、どんどんスクショを撮るだけで、自分の興味のあるデータベースを自動で作成してくれます。
iPhoneとの写真交換も可能

OSはAndroid 16をベースにしたColorOS 16を搭載。
画面切り替えやスクロールが爆速なほか、写真編集ではAI消しゴムやAII再照明など高度な生成AI機能を搭載。
AI要約や翻訳も強化されています。
さらにiPhoneやMac、Windows PCとの連携を強化した「O+ Connect」機能で、メーカーやOSを超えたファイルのシームレスな連携も可能です。
業界最高性能のクワッドカメラを搭載

Find X9 Ultraのカメラは業界はもちろん、日本で販売中のスマートフォンの中で群を抜く高いスペックを誇ります。
広角は2億画素で1/1.12インチ、f/1.5。
望遠は3倍が同じく2億画素で1/1.28インチf/2.2。
さらに10倍望遠は5000万画素、1/2.75インチ f/3.5、超広角も5000万画素で1/1.95インチ f/2.0。
おまけにフロントカメラも5000万画素です。
単純な合計画素数は5億5000万となり、ここまで高画素なカメラを搭載するスマートフォンはほかにありません。
望遠カメラの世界も手軽に体験

本体のカメラ性能だけでも高いのに、Find X9 Ultraはさらに外付けの望遠レンズの装着が可能です。
カメラキットとして販売されており、まずは専用のケースを装着する必要があります。
キットにはケース、装飾リング、望遠レンズ装着用リングが付属。
写真にはありませんが67mmのフィルター装着用リングも同梱されます。
ハッセルブラッドらしさをアピール

まず、ケースと装飾リングを装着します。
カメラ部分は、ハッセルブラッドの「H」ロゴが存在感を放つベゼルで覆われる仕様。
細部にまでハッセルブラッドらしさが演出されており、手に持っているだけで良い写真が撮れそうな気持ちにさせてくれます。

ケースはグリップ部分が若干出っ張っており、本体を握りやすくするとともに、装着したままでもスマートフォンとしての操作に邪魔にならない大きさに抑えられています。
他社のカメラキットはグリップが大きく保持しやすいものの、そのままではスマートフォンの操作がややしにくくなるものも。
またグリップは取り外しできないため、誤って外れてしまうこともありません。
グリップ部分にはシャッターボタンとズームなどの調整リングも備わります。
望遠レンズを取り付けてみる

一方、望遠レンズ装着用のリングを取り付けるとこのような外観に。
これはこれでメカっぽいというか、Find X9 Ultraの雰囲気が大きく変化。
なおレンズは専用品で、マウントも独自の3つの爪を使うものになっています。

300mmの望遠レンズは本体サイズが長く、ブラックボディーと相まってその存在感は絶大です。
実は望遠レンズ装着可能なスマートフォンは先にvivoが商用化しており、400mmレンズ「G2 Ultra」を装着できる「X300 Ultra」のレビューを過去に掲載しました。
OPPOのレンズは300mmと、vivoの400mmレンズより焦点距離は短いながらも、サイズはより長くなっています。
光学系の設計が違うだけではなく、ハッセルブラッドの名前を付けるレンズだけに、存在感も高めようとしているのでしょう。
なおレンズには上下にキャップがあり「H」のロゴ入り。
先端には脱着式のフードがあり、ここにはハッセルブラッドロゴが入っています。

レンズ先端のフードをかぶせると、Find X9 Ultraよりも長い大きさになります。
とにかく存在感が強烈です。
OPPOとハッセルブラッドが本気でこのレンズを設計したことがわかります。
圧倒的な存在感の望遠レンズ

本体に取り付けると、その姿は一昔前の超望遠ズーム対応のコンデジのような外観になります。
なおこのまま三脚に取り付けられるよう、レンズ部分を保持できる三脚用マウントもキットには付属。

ここまで大きなレンズを取り付けると取り回しが面倒になると思いきや、全体の重さは高級カメラよりも軽いですし、望遠レンズを使った撮影もAI補正により手振れも少なく、数百倍のデジタルズームでもきれいな絵が撮れます。
高倍率だけではない望遠レンズの効果

さて、300mmレンズを装着すると、デジタルズームで最大4575mm、198倍相当の撮影が可能です。
しかし、望遠レンズの効果は撮影倍率だけではありません。
光学的な被写界深度効果(ボケ味)も生み出すことができます。
本体のみで300mm相当(13倍)撮影した写真と、300mmレンズを装着して撮影した写真を比べてみると、一目瞭然です。

望遠レンズを取り付けて300mmに設定して撮影すると、背景がきれいにボケることがわかります。
このように自然なボケ効果が得られるのが望遠レンズのメリットでもあるわけです。
なおほかの撮影作例も載せたいところですが、膨大な数になってしまうので、今回はFind X9 Ultra本体の外観を中心に紹介するにとどめます。
海外で販売中のアクセサリも便利

さて日本や香港では販売されていない、Find X9 Ultraでも使えるOPPOの純正アクセサリも紹介します。
まずは「OPPO Bubble」
1.73インチの円形ディスプレイデバイスで、Bluetoothで接続。
カメラを起動して遠隔ビューファインダーになるほか、好みの絵を壁紙として表示できる缶バッジとしても使用可能です。
背面はMagSafe互換でスマートフォンの背面に貼り付けできます。
中国や東南アジアで販売中ですが、日本販売のFind X9 Ultraでも利用可能です。

中国で販売中のハッセルブラッドライトは「H」ロゴも灰った物欲をそそる外付けライト。
OPPOブランドのモデルと、このハッセルブラッドモデルの2種類が販売されています。
台座はMagSafe互換で、ライト部分が90度起き上がる構造です。

本体のスイッチで電源ON・OFFと色温度変更ができますが、Find X9 UltraとBluetoothで接続し、カメラアプリでLEDライトをONにすると、本体ではなくこのハッセルブラッドライトのほうが光ります。
Find X9 Ultraの撮影シーンを広げてくれるアイテムと言えるでしょう。
Find X9 Ultraは20万円を超える高価なスマートフォンですが、カメラ性能は業界トップクラス、望遠レンズでさらに撮影の幅を広げることも可能です。
スマートフォンで最高のカメラを試したいのであれば、Find X9 Ultraを選ぶ意義は大いにあるでしょう。
▼Photo & Written by Yasuhiro Yamane/山根康宏
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